主 2014-12-17 21:56:58 |
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_煩いわね、ほっといてよ!言われなくてもそうするわ。
(相手に自分の顔の赤さを指摘されると掌を裏返して、自分の口元にぴたりとくっ付け、顔を見られないように隠し。交渉が成立すれば、長居する理由もなく此方も早く帰りたいのは同じで、先に屋上から出て行った相手とは少し距離を取るようにして屋上から出て。そして、前に歩く相手を見れば、少し早歩きして相手の前に不機嫌そうな顔して立ち塞がり「__ほら、手繋ぎなさいよ、馬鹿。アンタ付き合った事もないの?本当。」付き合ったのだから手を繋いで帰ったら、付き合ったことが自然に広まるだろうと考え、嫌味ったらしく文句を言いつつも、右手を相手の目の前に突き出し、催促し。)
ほう、そういうものなのか・・・。というか言いたかったんだが、俺の事を色々言ってるがお前だってどうせ彼氏できたことないだろ?にしては随分と詳しいんだな?
(突然立ちふさがった相手の姿に疑問を抱きながらも言われた言葉に対して納得したように頷いて。色々いい加減言い返したくなってきたため若干ニヤッとしながら尋ねるとそのまま突き出された右手を握って。普通なら女子と手を繋ぐもんならドキドキするのだろう、しかし今感じているものは妹に対する感情と似ていてやはり自分はこの小さな彼女が妹っぽく感じているのだろう。身長的に歩く歩幅が違うことは分かっていため何も言わず相手の歩幅に合わせながら廊下を歩いて。)
私を誰だと思ってるのよ?それ位知ってるわよ。…彼氏なんて欲しいと思ったこともないわ。
(生意気そうに質問をしてくる相手に少し苛立てば、恋人同士は手を繋ぐというそういう知識だけは世間の恋人達を見てたら分かる事で、少し馬鹿にしてくる相手に言い返し。自分を外見ばかりで判断し、下心が見え見えで近寄ってくる世の中の男達を思い出せば自然と溜息をつき、今迄恋人を欲しいとなんて1ミリも欲しいと思ったことなどなく。繋がれた手に視線を落とすと、”あんまり背は大きくないくせに、手は大きいんだ”と初めて男の手の大きさを知り。)
あー・・・そんなことより、なんというか、あれだ。視線が痛い、こんなに痛い視線は生まれて初めてなんだが
(ずっと気になっていたことなのだが学校一の人気者と手を繋いで歩いているからか廊下にいる生徒や通り過ぎる教室の中の生徒達から嫉妬や驚きのようなとにかく突き刺さるような視線を感じていたためいい加減口にして。普通に生きてきて17年間、こんなに痛い視線を受けたのは初めてでありなんとも居心地の悪い気持ちになり。そんな気持ちを振り払うように頭を左右に振ると「これはあれだな・・・、学校一に人気者のお前と特に目立つこともなく皆に覚えられているかどうかすら怪しい俺とじゃ圧倒的な釣り合わなさだな。」ハハッ、と軽く笑いながら冗談のように隣にいる相手に向かって述べて。話していないと色んな視線で精神的に辛いため話を振って)
なによ、男のクセに。堂々としときなさいよ。此の屁っ放り腰!
(周りの生徒達からの視線なんて、慣れたもので何時ものように猫被り、今回は少し照れて笑いをしている少女を演じては、周りに聞こえないような小さな声で呆れた声で喝を入れ。「目立っていることが幸せだなんて限らないわ_。其れよりアンタはもっと堂々としなさいよ?仮にでも私の彼氏なんでしょ?学校一を手にしたんなら自信持ちなさいよ、馬鹿。」と聞こえるか聞こえないか程度の声で一言本音洩らすのも束の間で、先程と同じ様に喝を入れ。)
(/今夜用事あるので23時過ぎにまた来ますね。)
あいにく目立って生きてきたお前とは育ちが違うんだよ・・・。隅っこ育ち舐めんなよ?
(恥じらっている少女を演じる相手を見て呆れたような視線を向けるとそのままため息混じりに言葉を述べて。徹底した猫かぶりにむしろ尊敬するレベルなのだが自分からしたら違和感と笑いでしかなく猫かぶりの姿に笑いそうになるが堪えて。これ以上何かを言われる面倒だと思い吹っ切れたのか繋いだ手をもう一度強く握り直すと「そうだな・・・お前みたいな美少女が彼女なんだ、自信持たなくちゃお前に失礼か。悪かった、これからは堂々とする」今度は疲れたような笑いではなく自然な笑みを浮かばて述べて。気持ちが切り替わったせいか先ほどよりかは視線に対して特に気になることもなくなり)
_目立ってるから良いとか、目立ってないから悪いとかは違うと思うけど。
(目立っていることと陰でいることを比較する相手に対して、誰も居ない処を通る瞬間に、先程の猫被っていた表情からふっと変わって真剣な表情すれば、遠くの方を見ながら上記述べ。「ってか、アンタさっきなに笑い堪えてたのよ!」と笑い堪えてる相手の表情見過ごす訳なく、人が居ないと分かれば相手の頰を片手で捻り上げ。喝を入れた後に相手が先程とは表情が違うと分かれば「ふんっ。分かったならそれでいいわよ。今度同じ顔して見なさい?ただじゃおかないからね。」と鼻を鳴らして偉そうに言うものの、その表情は何処か嬉しそうで。)
おまっ、いてて・・・。はいはい、分かった分かった
(空いている左手で捻り上げられた頬を擦りながら軽く返事を返して。そのまま教室の前に着くと繋いでいた手を離して「鞄だけ持ってくるからちょっと待っててくれ」と短く要件だけを相手に伝えると教室の中に入っていき。教室には友人たちがいたが軽く挨拶だけをするとすぐに教室を出て。教室の前に待たせていた相手を視界に捉えると「待たせて悪い、そんじゃこのまま下校と行きますか」と吹っ切れているため何も言わずに自分から手を繋ぐとそのまま歩き出して。しかし手を繋いでもドキドキしないというのは不思議だ)
返事はね、短く一回でいいのよ。
(聞いているか聞いていないか分からないような生返事返されれば、少しイラッとして頰を擦っている相手を横目で睨み。「_早くしなさいよ。全く誰を待たせて……。」と教室入っいく相手を目で追いながら、ブツブツと文句呟いていると、仲良さそうに友達と挨拶交わす相手見ては”所詮、上辺のくせに_。”なんて思っては視線逸らし。鞄を手に持って戻ってきた相手見れば、視線合わせず返事せず。黙って手を繋いで隣歩くも、その表情は何処か不機嫌そうで。)
・・・。ちょっと待て、お前どうした?なんだか様子おかしいぞ?
(教室を出た時辺りからか何故かは分からないが隣の相手から所謂不機嫌オーラが出てきているのを感じると周りに特に誰も居ないことを確認し一度歩くのを止め立ち止まってそれを尋ねてみて。自分が何かしたのだろうか、しかし特に何かをした覚えはなく教室に入る前までは別に普通だったのだ。視線を合わせない相手を見てさすがに放っておけないと思い「俺が何か気に触ることをしたら謝る、言いたくなければ言わなくていい。しつこく聞いてもウザったいだけだからな」とふざけることはなく真剣に尋ねて。これも人を関わって行く上で自分がやってきたことであり、何か違和感を感じたら放っておけないのが性分で)
_何も無いわよ。お腹減っただけよ。
(不思議そうに尋ねてくる相手見れば、チラッと目線合わせてまた逸らし、棒読みで感情篭ってない儘冗談には聞こえない、冗談を淡々と述べ。「別にアンタは関係ないわよ。意味もない謝罪なんていらない。」と真剣な眼差しで此方を見つめてくる相手に、繋いでた手をパッと離し、自分の顔の隣まで片手を上げるとしっしっ、というようにあまり関わって欲しくないかのように手でひらひらと追い払い。)
関係ない・・・か。そうか、変な事聞いて悪かった
(あまりにも感情が篭っていない淡々とした物言いに、さすがの自分でも嘘でも分かり。しかししつこく聞いても相手にとっては迷惑だと思っているためそれ以上聞くことはなく、それ以上に嘘をつかれていることに対して悲しいような困ったような笑みを浮かべるともう手を繋ごうとはせずに「時間取って悪かった、行こうぜ」と短く言うとそのまま相手の横を通りすぎて先を歩いて。『予想以上に周りに壁を置いている奴だな・・・』と今まであそこまで他人を寄せ付けないような雰囲気を持つ人物を見たことがなかったため素直に驚いて)
___。
(自分から解いた手は、繋がれることなく先を歩く相手の背中を見るような感じで一歩分程、後ろ付いて行くように歩き。向こうが何も話してこないと分かれば、特に此方からも話すことはないと考え、一言も喋らず暫く静かな儘で帰り道歩み。「_私、用事あるから。明日の朝勿論来なさいよ?」と長い沈黙遮ったかと思えば、自分の家とは筋が違う道を指差し。仮にでも今日から恋人になったのだから、登下校はするのは勿論で、明日の朝迎えにくるよう指図すれば、別れの挨拶一言もせずに背中向け、自分の家とは違う道歩み出し。)
・・・・ああ、じゃあな
(相手が言っきてきたことに対して特に何もいうことはなく受け流すように軽く返事すると自分は自宅である学校からすぐ近くにある小さなアパートを目指して歩き出して。言葉が素っ気無くなってしまったのは理由を言ってくれなかったことに対してではなくむしろそのことについては何も思っておらず。『どうすれば壁を無くせるか』と彼女の事を考えていて。こんなに他人との関係で頭を使ったのは初めてで、何か思いついては頭を左右に振る、という事を繰り返しながら歩いて15分程度の自宅目指して歩いて)
_ほーれほれ。餌持ってきたわよ?
(細い人影のない路地裏入れば、とある場所で立ち止まりしゃがみ込み、小さな隙間に向かって細かく舌打ちのようにしては何かを呼ぶとその隙間からは小汚い子猫が表れて。鞄の中からコンビニで売ってあるよう猫の餌取り出し、優しい声でその子猫に餌を与え。餌を与えると無我夢中で食べている子猫の姿を微笑ましく見つめながら「あんた本当に小汚いわね_。私が飼ってあげれたらね…。」と眉ハの字にしては、苦笑いして”ごめんね。”と付け加えては、悲しそうに呟き。)
(ここから時間は一週間後に飛びます!なんだかんだで偽恋人生活にも慣れてきて鶫ちゃんに男子が言い寄る回数も少なり鶫ちゃんにとっては良い状況になった。しかしその反面、付き合っていることに対して良く思ってない生徒達に坂村が嫌がらせを受けるようになっている・・・という状況です!いきなりですみません!子猫についてもこれから触れていきます!)
今日も今日とて待たされる状況か・・・。1人で登校していた時期が懐かしく思えるな
(彼女と偽の恋人関係になってから一週間が経った。今日も待ち合わせのためにわざわざ一度学校を通り過ぎて待ち合わせの場所に向かうという面倒なことをしているがこれも全部彼女の命令であり逆らったら何をされるか分かったものではない。イヤホンを耳に付けて目を閉じ近くにある電柱に寄り掛かって彼女がくるのを待って)
(/了解しました。わざわざご丁寧にありがとうございます!これからの展開楽しみにしていますね!(笑))
待たせたわね。早く行きましょう。
(身支度を済ませては、日課であるアールグレイの紅茶を飲みながらゆっくりしていると、チラリと時計見やれば相手が到着する時間だと思い、鞄持って外に出ると予想は的中し家の前の電柱に寄り掛かっている相手の前まで近づけば、耳の片方のイヤホンを外して上記告げ。)
(期待されると色々辛いですが・・・頑張ってみますw)
・・・ん、ああ来たか。よし、行きますか
(突然外れた片方のイヤホンに何だと思いながら横を向くと目的の人物が立っていて。一言声をかけ歩き出すといつも通り相手の歩幅に合わせながら隣を歩いて。一度通ってきた道を歩きながら隣を歩く彼女へと視線を向けて「一応一週間がたったが、どうだ?何か変わったか?」とそろそろ慣れてきたためそんな事を聞いて。自分の状況はかなり悪化しているのだがそれを言っても迷惑になるだけなため黙っておいて)
(/プレッシャー感じず伸び伸びとして下さい!wすいません、変な負担かけて←)
(この生活も一週間経ち、何時もは知らぬ男子達に言い寄られて通っていた生活がなくなった解放感を未だに味わっていて、少し上機嫌そうにしていると質問されれば「ええ、かなり変わったわ。もう殆どの男達が近寄る事がなくなったわ。二、三日は中々諦めつかなかったみたいだったけど一週間経てば、彼奴らも潔く弁えたみたいだわ。」と此方の現状を報告し。)
(いえいえw 主の宿命ですからw)
おお、そうか。なら良かった、でも何かあったら言えよ?
(相手の状況が良くなっていることを知るとまるで自分のことかのように嬉しそうに笑みを浮かべて。そしてそのまま適当な会話をしながら学校に着き下駄箱を開けるとまず視界に入るのは上履きに入っているゴミであり最近どんどん悪化していて。『またか・・・』とうんざりしたように小さくため息をつくと周りに見られないようにゴミをとりあえず下駄箱の奥の方へと移すと「そんじゃ、今日もよろしくな鶫」何事も無いかのように装おうと相手の頭の上で一度手をポンっと弾ませると先に教室へと向かい)
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