藤咲 2014-10-28 22:13:56 |
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荒本
...物は痛みやすいから丁寧に閉めろ。
(物音と同時に視線を横にそらしてまだ記憶に新しい少年を見るとまたすぐ本に目を移し少し考え込むように瞼を閉じると一息ついて瞼を持ち上げ本を元に戻すと違う棚の方に移動し)
悪かったな。
(ワザとしたワケではない事を言われれば多少眉を寄せ聞こえてようがいまいがぶっきらぼうに述べながら目的の本が何処にあるか不明だが相手とは離れて武術関連を探し)
ありすぎだろ、どこに…
(以前葛城が探してくれた為にいざ自力で物色となると頭を悩ませ立ち止まっては棚を見つめること繰り返し相手と視線が合えばふいっとそっぽ向き)
荒本
...翼は物好きだな。
(ぷいっとそっぽを、仕草に肩を落とし目を伏せて変に関わっても嫌がりそうだと早々に理解するとポツリと呟き、手に持つ本に目を落として、周囲の奴らの様子、ここら周辺の殺意がないことを常に探りながらも藤咲に言われたルイス君の安全を守るために遠すぎない所にいて)
荒本
....
(静かな図書館では小さなあくびでさえ容易に部屋を通り抜け姿を見ていなくてもゆるゆるなのが伝わり小さく肩を落として、わざわざ幹部が見ていなくてもいいんじゃないのか.と疑問を持ち始めながら読み終えた本を元に戻して)
あんた、荒…本?さんでしたよね。なんで監視みたいなことしてるんですか
(難しい内容に集中が途切れ何冊か脇に抱えると人目には敏感なのか先程から薄々と感じていた視線について少し声を大きくし直接問うて)
荒本
翼の頼みだ。お前はここに来て日が浅い。慣れるまで、もしものときに一人でも問題がなくなるまで恐らく誰かが見ている。今は来たばかりで幹部クラス以外じゃ対応できないことが多いから幹部がついてるだけだ。
(分厚い字だらけの本を手に取りパラパラとめくりながら淡々と答え、言い終わる少し前から相手を見てどのような顔をするか少し楽しみにしつつありのままを伝え)
もしもって、それ本当にあるんですか?此処まで来るのにも平気だったし、藤咲さんが心配性なだけですよ
(オカマ、漆原に忠告されたのを思い出すも藤咲の側を特別視したことがなければ実感なく他の部下と何ら変わらない立場だろうと偏見し頭を傾け)
荒本
お前みたいに買われてきた奴は何人もいる。そいつらはここに馴染むまで基本、翼の側にいて一緒に行動を初めて段々と自分の会は場所に行くように仕向ける。
だが、翼の傍にいる間は色々と仕組まれたり嫌がらせを受けることが多かったからな。その為だ。
(予想とは裏腹の反応につまらないというように視線を逸らし本のページをペラペラと捲りながら答えて)
それならもう俺には必要ないです。藤咲さんの側にいかないんで
(考えないようにしていたモヤモヤがまた顔を出すと自分で宣言しておきながら眉を寄せて俯き)
荒本
無理だな。翼がへばりつく。
翼のワガママがココのルールだ。翼からしてお前が心配なくなるまで傍に置くだろうよ。逃げるのも無理だな。葛城が番犬みたいなもんだからな。
(俯いた相手を見て首を傾げると何となく近寄りゴツゴツとした硬い皮膚に覆われた大きな手で柔らかく撫でて、落ち込んでいるであろう相手を不器用なりに励まそうとするが目線は本に行っており)
ふっ、なんだそれ。藤咲さん子供みたいじゃないか
甘やかすって言ってたのも、たんに藤咲さんが寂しいんだろ
(縮まる距離より伸びてきた手にほんの一瞬身を堅くするも藤咲の話しに思わず笑みが漏れ表情が緩み)
荒本
そうかもしれんな。
もし翼が新しい新米を横っちょに連れてたら寂しいだろ?そんな感じになってイタズラする奴らが出てくるのかもな。
俺らのボスは甘ちゃんだからなぁ。
探していた本は見つかったか?
(さっきまでと変わり笑っている様子にホットし手を引っ込めるとまたほんを読み)
寂しいわけないだろ。構われなくなってせいせいするな。何で俺が…。
ん、見つかったからもう戻……あんた強いか?
(途端にぐっと眉間に皺を寄せ ぶつくさ、問われた問いに軽く本を見せればふと相手が幹部ならと返し掛けた踵をピタリ)
荒本
....
翼を抜いたら、打撃だと俺がトップだな。
防御だと漆原。総合だと葛城。戦略だと樹原。そんな感じだ。
(コロコロと表情を変えるのは藤咲の事が絡んだときだけに見える様子に相当懐いているのだろうかと無言で考えていたら突然の質問に誤解のないように答えて)
今、時間あるなら教えてよ。そのトップの打撃ってやつ
(俄然相手への見る目が変わり目を眇め見るからに興味を持った面持ちで部屋へ戻ることを止めて向き直り時間などお構い無しでいて)
荒本
悪いが今のお前には厳しい。教えるのにもそれなりの体格がないとな。そのままやるとぽっきり骨折しちまう。
(ぱたんと本を閉じてじっと相手の細い体付きを見て自分が少し荒くたくすると折れるだろうと考えてしまい小さく頭を左右に振って)
藤咲
うっし、三柴理のことは頼んだからな、犬飼。
(ダラダラと救護室で喋っていたが葛城からの仕事しろ電話に嫌そうな顔をしつつも立ち上がって犬飼の頭をわしゃわしゃなでたら部屋から出てゆき、仕事部屋に向かって)
骨の一本や二本気にしない直ぐくっつく。それでも、あんたが…荒本さんが無理なら他の二人に頼む
(体格云々の尤もなことが頭になければ今し方読んだことを試したく用はないとばかりに不貞腐れ気味に背を向けて歩いていき)
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