君はただの同居人【NL】

あれ…?(男と聞いていたので身長は同じくらいかと思い込んでいたも視界には相手の頭も移っておらず一瞬戸惑い目線を下に下げると相手が見え驚きのあまり挨拶も返さず「ちっちゃい……」と正直な気持ちが知らないうちに口に出てしまっていて)

(いえいえとてもわかりやすかったです。これからよろしくお願いします)

何なんですか！出会って早々小さいって…　あなた本当に華京院さんですか？(小さいと言われムカッとし、言い方が少々乱暴になり。「私は小さくないです！あなた大きいだけです！」と自己中心的なことを言い出し

華京院だからこの家に居るんだけど?(と相手の乱暴な物言いを特に気にした様子はなく平然と返すと「あと君が小さいのは事実だからさ…」と見下ろしどこか見下した様に相手を見ると「現実見ようよ?」とどこか黒い笑顔で相手の頭を撫で)

そ、そうですけど…(相手のもっともな言い分に返す言葉が見つからず。「ば、馬鹿にしないでくれます?」相手が馬鹿にしたような笑顔で頭を撫でてきたため相手の手を振り払い

別に馬鹿にはしていないけど…(と相変わらずの笑顔で言うと「まあいいや…とりあえず中入りなよ」と相手の手を引き家の中に入れて「適当にくつろいでいいから」と言い自分もソファーに座り)

今日から私の家ですから言われなくても…(ぶつぶつと文句を言いながら家の中へ入ったが、男性の家ということもあり緊張してしまって相手と同じように大人しくソファーに座り

…(と特に何も喋らず雑誌を開き読み始めるが突然口を開き「何か飲むか…?えっと…」同い年の同居人とはいえ一応客なのでそう言うとまだ男だと思っている様子で「真琴くんだっけ?」と聞き)

えっ？私どう見ても女ですよね!?(男扱いされかなり傷つき、驚きのあまりソファーから立ち上がり上記を述べて。「…なんなんですかもう…」と相手の性格の難しさには諦めモードに入り

え!?いや…親から男って聞いてて(相手の予想外の発言に少々驚き苦笑いで言い「あー・・・じゃあよろしく真琴」と握手を求める手を差し出し)

>>主様
(夜まで返答無いと思います…すいません！夜また来ます)

私なんて何も聞いてなかったですけど…(またぶつぶつと文句を言い、「あ、はい…よろしくお願いします華京院さん。」となんと呼んでいいか分からずとりあえず苗字で呼んでみてぎこちなく握手をし

(/了解です！お待ちしております！)

ん?ちっちゃいって言われたことまだ拗ねてるの?真琴チャン(と相手の様子を見てまた小馬鹿にしたように笑い相手の頭を撫で「年も同じくらいだし彰って呼んで」と見下ろし相変わらず頭を撫で言い)

う、うるさいですよ！(図星だったためそれを隠すように相手の頭を撫でている手を振り払い。「あ、はい…彰…くん？」流石に呼び捨ては出来なかったので疑問形になってしまい

何故に疑問系…(と馬鹿にするように笑いながら言い「堅いって！彰でいいよ真琴」とﾆｺｯと笑いまた引き続き頭を撫でて「あ、あと敬語も無しでいいよタメ口で！」と相手を一目で気に入ったらしく愛想よく接し)

さ、さっきから頭ばっかり撫でて…(さっきからずっと頭を撫で続けている相手に子供扱いされているんじゃないのかとふと思い。「あ、彰…」個人的に言うのが気まずかったため小声で相手の名前を呼んでみて。

撫でやすいサイズだったから(と見下したように笑って言い撫でるのをやめると相手が名前を呼んでくれたのに気付き「え?何?なんか言った?」と聞こえてない振りをしてﾆﾔﾆﾔと意地悪な笑顔で聞いてみては)

も、いい…(どうせ小さいって言うんだと予想がついたため言い返すのをやめて。相手の意地悪な笑顔にイラつきながらも「その…名前を呼んだのっ」とうつ向き加減に言って

ちっちゃいの可愛くて良いと思うけどなぁ…(と相手を見下ろしﾆﾔﾘと笑って「聞こえなかったからもう一回」と相変わらず意地悪な笑みを浮かべ人指し指を上げて言い)

か、可愛いとか…言わなくていい！(可愛いと言われ照れたのかそれを隠すために怒ったように顔を背けて。そして名前を呼ぶよう急かされたので「あ、あ、彰！」と緊張のあまり叫んでしまい。