シリア 2014-06-18 00:24:23 |
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参加希望です!
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○世鳴(セナ (男性/17歳)
・平凡な日常をどうと言うことなく過ごしてきたよく居る高校生。
・今まで特に大病などもせずに健康体、自分の死なんて考えも及んでいなかった。
・見た目は肩に掛からない茶髪、焦げ茶の瞳。年相応の青年の中にも あどけなさの残る顔立ち。
・どちらかと言うとリーダー格というよりは付いていくタイプ、だが主体性は持ち合わせている。
ご検討お願いします!
>世鳴
嗚呼、また。
(そう言って自然と流れてきた涙を手で拭いながら感じる方へ向かうと、周りと何も変わらない一軒家にたどり着く。一室の部屋には電気がついており、「ここね」と一言呟くとコンコンと窓を二回ノック)
ごめんくださいな。
(言いながらボロボロと涙は流れている)
っえ?あ、はーい、
(いきなり自分が座っていた場所の横にある窓が叩かれ、少し驚くが相手の呼び掛ける声が聞こえて客か、インターホン使ってくれれば良いものをと少し不思議に思いながらカーテンを開け)
どちらさまで、…は?
(カーテンの向こうにいきなり号泣している女性が立っている。どんなシチュエーションだよと頭がフリーズして)
>世鳴
ごめんくださいな、ごめんくださいな。
貴方は世鳴という名前で当たっているでしょうか、いやでもこれで当たらなかったら問題なのだけれども。
(そう言ってクスリと笑うと、黒髪を耳にかけて真っ赤な瞳をギラつかせて)
泣いているのは気にしないで欲しいのよ、私は貴方に伝えたかっただけなの。残念だけれどもこれも運命よ、貴方はあと一週間後に死ぬわ。じゃ、伝えたから
(笑みは絶やさず、世鳴に向けて指を指しまたクスリと微笑み。そしてそれを伝え終わるとすぐさま去ろうとする)
え…は?
(さっきまで泣いていた相手に唐突に告げられてショックだの怒りだのを感じる前に思考回路が止まってしまい、ポカンと口を開けて間の抜けた声を出し。
ちょっ、待てよ!
(少しの間呆けていたが、相手が勝手に立ち去りかけるのを認識すると声を上げて逃げられないように相手の腕を掴み。いきなりこんなことを言われたんだから、説明を聞く権利くらいは有るはずだ。
っ、なにするの。私は痛いの嫌いなのよ。
そんなに力を込めなくとも逃げはしないわ。
元より、今まで自身の運命を聞いて私を止めなかった人間はいないもの。
(やっぱりと内心思いつつ。掴まれた腕をダランとして逃げる気がないことをアピールしながら)
そうねぇ、大体の人間が聞くのはこうよ。
何故死ぬのか、何時死ぬのか。お前は一体何者だと叫ぶ人もいたわ。
けれど残念、私は人間ではないの。
(そう言いながらおもむろにナイフを取り出し、自身の腕をスッと切りつけて。しかしそこから血液は流れず、まるで葉と葉が生い茂るように皮膚がどんどんと形成されていく。最後には傷跡一つない元の肌に形成される)
え、ああ。痛かったなら謝る。ごめん。
でも…逃げる気がない、なんて言われてもな…
どうにも信用する気にはなれねえよ。
今のところ、俺が…死ぬらしい…ってことの情報を持ってるのはアンタだけみたいだしな。
(素直に謝るが、『俺が死ぬ』というところに少し顔を歪ませながら上記を述べては相手の手首を力を掛けすぎないように注意しながらシッカリと捕まえ
……!!
(相手の腕を凝視して息を飲み、傷が塞がった後にもマジマジと見ていて。気が収まると相手の目に視線を戻して「…ま、何時とか誰とか何でとか、そういうのは中々どうでもいいよ。そうじゃなくてまずは…そうだ、『俺が助かる道はあるのか』が知りたい。」ニッと笑いかけて上記をいい
>世鳴
―――…随分珍しい人間もいるものなのね。
(まさか始めにその言葉が出てくるとは思わず、それとも今まで想定した質問を全て聞かれなかったから虚を突かれたのか。どちらにしろ今までの人間とは何処か違うことを感じ取ると、目を少し見開いて驚きながら)
助かる道は――正直分からない。
私はただ貴方が死ぬという何かこう、思い?いいえ違うわね、それでも何かを。
ここを通ったとき、私の目からは涙が溢れたわ。それは誰かの死期を悟り勝手に体が反応するからなの。
でもそう、確か何十年も前に。死期を予告された人間が生き残った事例があったわ。
よくは分からないけれど。
(何故かは分からないが、それでも死をまるで怖がらない様子の世鳴に興味を持ちながら。いつもはこんなに饒舌ではないと、しかし言葉をするすると紡いで)
んー?俺そんなに変か?
(いままであまり変わっているだとか言われたことがないのでそう評されて意外だとでも言うように瞬きをするが、相手の目を見開いた表情からおそらく相手の正直な気持ちなのだろうと判断し
へえ…案外感覚的なんだな…
まあ死ぬとか生きるとかの論なんて理知的なときの方が珍しいか。
ってことは、その人が使った方法っていうのを探せば生きられるかも知れないんだな?
うーん…どうすれば探せるんだろう、そういうのって。
(頭の中で図書館やインターネットなど、ありったけの調べるツールを思い浮かべるが、延命の術など探そうと思ったら出てくるのは精々が都市伝説、オカルトの類いだろう。本当に探すとなるともっと別の方法が必要なのでは、と思案し
>世鳴
探そうと思って探せていたら、今まで死期を予告された人間たちがそう簡単に死ぬはずがないでしょう。それだけ私たちの世界で、死期を予告された人間が生き続けたということは常識を覆していたのよ。ずっとずっと前の話なのよ。そんなことあるはずがないわ。きっと何かの間違いだったのかもしれない。もう諦めて残りの人生を楽しんだ方がいいんじゃないかしら。
(他人事だと、自分にとっては関係ないことも同然のシリアにとって、世鳴が死ぬか死なないかは正直どうでもいいことに等しく。それよりも早く次の予告があるかもしれないと、早く終わらないかと思いつつ)
それにしても、貴方随分と無用心よ。
窓をノックされただけで簡単に開けたら駄目じゃない。
(入ってきた当の本人にも関わらず、腕を組みながら踏ん反りかえって)
そうか…まあ、それはそうだよな…。
でも俺は諦めたくないな。ほら、俺って案外この世界とか今の立ち位置とか気に入ってるしさ。
どうせなら生きたいっていうか。
…あ、そうだ。お前ってさ、何だっけ「死期を悟る」?ことしか出来ないのか?
もっとこうトンデモな特殊技能とか無いの?
(心ここに有らず、といった風の相手。すぐに何処かに消えられてしまうのではないだろうかと直感的に感じる。それでは自分の生に関するデータも手掛かりも何一つ無くなってしまうのだ。とりあえずここに繋ぎ止めて置かなくては、と話題を探して問い)
え、えー…?
あのなあ…そこでお前が威張るのは、何か絶対に可笑しい。
(窓を開けることになった原因に何故か堂々と言い放たれて腑に落ちない理不尽に困惑し)
>世鳴
しか、で悪かったわね。
私たちはバンシーという妖精の一族、死期を悟って涙を流すことしかできないのよ。
トンデモ特殊機能をお求めなら他の妖精たちにお願いして頂戴な。
―――…本当、それしかできないのよ。
(腕は組んだまま、しかし上記を述べると落ちてきた長く黒い髪を耳にかけて。「それしか」できない。まさにその通りの言葉に、今までもがき苦しんできた人間たちの死に顔を思い出して眉を寄せて。どんなに生きることを望んでも、死ぬと宣告された人間は必ず死んでしまう。それがまるで自分たちの所為と思われているような気がして)
(困惑している相手にフンッと鼻を鳴らして)
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