主 2014-05-17 23:21:44 |
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はいはいありがとよ・・・っと、いきなり引っ張るなっての (嫌いだ、と言われるのことを想定していたがそんなことはなく安心したように息を吐く。激辛炭酸飲料など考えるだけでゾクっとするが顔には出さずとりあえずお礼を言って。安心していると急に手を引っ張られて歩き出したため抵抗すると面倒なことになりそうだ、大きくため息をついておとなしく引っ張られることにする
善は急げって言うじゃない。早く行きましょ。
(思っていたものと違い、特に抵抗もせずにおとなしく自分のあとをついてくる相手。もしかしたら辛党とかそういう類の人間だったり…と内心疑るものの、あれを飲んだ使用人で涙しなかった者はいない。そんなことを考えながら教室へつくと、さっそく鞄の中の保冷バックに入れたままにしていた激辛炭酸飲料を「どうぞ」と相手に差し出して)
あー・・・なにこれ、見た目からしてヤバイよな。なんでお前こんなの持ってるんだよ (差し出された激辛炭酸飲料とやらを受け取って眺めてみると見るからにヤバそうで、ましてや自分は辛党でもなんでもないためできればこんなもの飲みたくない。だが、今自分は不本意であるが下僕で、相手はお嬢様だ。意を決して蓋を開けて勢い良く飲むと『やばい・・・死ぬ』出てきた感想はしかなかった。だが好意?でくれたものを無下にはできないためそのまま飲み干すと「・・・っ、ありがとな。ちょうど喉乾いてたから助かったぞ」無理やり笑みを作って述べ
今日アンタに飲ませてあげようと思って持ってきたのよ。
(言葉はともかく、動作はなんだかんだいって自分に従う様子の相手。先日受けた言葉のせいか、意外と従順な人物なのね、なんて内心考えながら相手が激辛炭酸飲料を飲む姿を見る。明らかに無理矢理作ったのであろう笑みと感謝の言葉に耐え切れずに笑い出してしまう。「ぷっ…あはは、無理してるのばればれよ?美味しかったならよかったわ。また持ってくるわね」と年齢相応の笑顔で言葉を発して)
ったく・・・、はいはい分かったよ。いくらでも付き合ってやる (変に逆らっても面倒事になるだけなのでおとなしく従っておくことに。ふと教室の時計を見てみると友達と約束していたのを思い出して「っと、時間か。悪い、俺この後友達と約束あるんだわ。またな」それだけ言うとドアの方へと走りだして、先程飲んだ飲み物のせいで色々やばいが気のせいということにしておこう・・・
約束?ふーん…わかったわ。またあとでね。
(友人との約束、と聞きそれならば仕方ないと軽く頷きながら身を引く。次はどんな飲み物を用意しておこうか、いやいっそのことロシアンルーレットのような感じにしても面白いかもしれない…なんて悪どい思考を巡らせながら扉の向こうへと立ち去る相手の姿を見送り、自席に腰掛け暇そうに頬杖をついて)
(/友人ターンに回ったほうがいいですかねー?)
・・・っと、悪い悪い。ちょっと色々あって遅れちったぜ (『ちょっと話がある』と言って友人に呼び出されて空き教室へと向かい、その教室のドアを開くと同時に謝る。教室の中には既に友人の姿があり時計を見ると少し遅れていた。「それで?俺に何のようだ?」要件を聞きながら近くにあった椅子に座って
(そうですね!少しの間だけなのでお願いします!)
ん?ああ、ぜんぜん待ってねえぜ。
(相手が教室に入ってきたことに気がつくと、手に持っていたゲーム機を中断し、鞄の中にしまいながら軽い笑みを浮かべて答える。自分も壁に寄りかかっていた姿勢から相手の正面にあった椅子に座り、「いやさ、お前大丈夫か?黒宮の下僕とか振り回されるに決まってるぜ」と、昼の出来事を実際に見ていたためか心配するように尋ねて)
(了解です!話の内容って何か予定的なのありました?)
(そうですね・・・、変な事言わないか不審に思った黒宮さんが実は付いてきててドア越しに話を聞いている設定でいきましょうか!w)
あー・・・、やっぱりその話か。まぁ俺もよく分かってないからな、正直ちょっと大変だわ。あいつわがままだからな (予想通りだった相手の話に苦笑を浮かべて。正直相手の言うとおり振り回されて大変だと感じていて、友人の言ったことに同意する。しかしその後「でも・・・、あいつ俺の思ってたより悪いやつじゃなさそうなんだわ。あんな性格だから友達がいないんだろうけど、話してみて分かった、あいつも俺たちと何も変わらない。さっき他人を馬鹿にするような笑みじゃなくて歳相応の笑顔をみせられて少しドキっとした。俺はもっとあいつの事知ってみたい、あいつに充実した高校生生活送って欲しい。そのためだったら俺は下僕でもなんでもやってやるよ」そう本人の前では死んでも言わない事を若干恥ずかしそうに言って。
(友人サイドはもうOKですよ!黒宮さんに戻って大丈夫です!)
(了解です!)
……。
(わかった、なんて言ったものの、相手が何をしに行ったのか気になってしまう。それに耐え切れず、相手にばれないようにとこっそりついていくと、相手が入っていったのは空き教室。まさか続いてその教室に入るわけにもいかず、教室近くの壁に寄りかかって聞き耳を立てていると、聞こえてきたのは思いもよらなかった相手の言葉。ドキッと高鳴った胸となぜか頬が熱くなるのを感じながらその言葉を聞いていて)
(いえいえ!大丈夫ですよ!)
ま、そうゆうことだ・・・。心配サンキューな。あのお嬢様を待たせすぎると色々大変だからもう行くわ。んじゃな~ (これ以上ここにいるともっと余計なことを言ってしまいそうで。無理やり会話を切ると椅子を立って友人にヒラッと手を振ってドアの方へと歩いて行き手をかけると同時に友人の方へと振り向いて「あ、お前。さっき俺が言ったこと絶対あのお嬢様に言うなよ?もし知られたら恥ずかしすぎて学校止める勢いだからな」焦ったような口調で忠告して
(ありがとうございます!
すみません、金曜日まで試験なのでそれまで来られないです…すみません!)
……っ、悪いわね。怪我はないかしら?
(相手が教室を出ようとしている気配を感じとり、焦った様子でその場から離れようとして。しかし急に振り返ったせいか、後ろから走ってきていたらしい女子生徒とぶつかってしまい、その反動で転んでしまったらしい相手をさすがに無視するわけにもいかず、内心焦りながらも手を差し伸べながら声をかけて)
(なるほど・・・。実は自分も金曜までテストなんですよねw頑張ってください!)
というわけで俺は先に戻るぞ・・・って、なにやってんだお嬢様・・・? (教室に戻ろうとしてドアをあけると目の前には今一番会いたくない人物が目の前にいて。女子生徒に手を差し伸べているが状況がまったく理解できず、まずは落ち着こうと深呼吸をして「ああ、もしかして偶然ここを通りがかっていた感じか?」自分が言っていたことを聞かれていたら色々終わる。聞かれてないことを祈りつつ尋ねて
(もしかして同じ学校ですかね?←
これるときはちょくちょく顔出しますねー!)
……あ。
(そうこうしている間にガラッと教室の扉が開き、扉の向こうから出てきたのは当然相手。間抜けな声を出したきりまともな言葉を続けることもできず、呆然としたままただなぜか顔に熱がこもるのを感じる。しかし、先ほどぶつかった女子生徒が『ありがとう』と立ち上がり自分と相手を訝しげな視線で見ながら通り過ぎたことと、相手から発された言葉にはっと我を取り戻し、「そうよ。別に何も聞いてないわ」と答えて)
(それならそれで面白いかもw
りょうかいです!)
そうか、ならいいんだけどな・・・。 (なにも聞いてないという相手の言葉を信じたわけではないが深く聞くのも気が引けるしホントに聞かれてないのならそれはそれで助かるためとりあえず信じておくことにして。とりあえずこのままの状態でいても気まずい、それにまだ空き教室に教室に残っている友人に馬鹿にされそうだ。「まぁなんだ・・・とりあえず教室戻ろうぜお嬢様?」なんとも言えなない笑みを浮かべて述べ
(ですよねw試験終わりました!)
ん?ああ、そうね。
(相手の言葉に軽く頷いて教室に戻ることについての肯定の意を示して。空き教室での相手とその友人の会話…というよりも、相手の言葉が頭の中を渦巻き、なぜかまともに相手の顔が見れず、会話の糸口も見つからない。別に話すことがないのならそのまま黙っていればいいのだが、なぜか沈黙することも嫌になり、「…暇だわ。何か話して頂戴」と教室に向かう足を止めず、相手の顔もまともに見ないまま微妙な言葉を発して)
(こっちも終わりました!お疲れ様です!)
え?なにそのよくある無茶ぶり・・・。 (相手の様子が少し変わっていることには気が付かずいつも通りだと思っては安心して。沈黙が流れている間なにか話した方がいいか?などと考えていると急に隣をあるくお嬢様からの無茶ぶりに苦笑を浮かべて。そして少し考えるような仕草をすると「そうだな・・・、それじゃとある少年の話をしますよ。その少年は――」多くのことを歩きながら話した。とにかく子供の頃から不運な面倒事に巻き込まれること。なにもしてないのに先生に怒られたり、事件の犯人に顔が似てるからという理由でいきなり警察署に連れて行かれたこと、そして電車の中で痴漢と間違われたりととにかく不運な少年の話をした。実際話していることは全部自分の事なのだが言わないでおく
(お疲れ様です!)
…ずいぶんと運の悪い人なのね。知り合い?
(無茶振りに応じて一人の少年の話を始める相手。うんうんと相槌を打つように適度に頷きながらも、話の内容に不幸すぎる人だと思う一方でどこか話に現実味があることを感じていて。まさかそのモデルが相手自身だとまでは考えないものの、もしかしたら相手の知り合いにそういう人がいるのかもしれないと考えて尋ねてみる。なんとなくこのまま教室に着いてしまうのがもったいなくなり、気持ちゆっくりめに歩くペースを落として)
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