さすらいの旅人さん 2014-05-14 13:36:36 |
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うち?……まぁ、あかねちゃんに負けてばっかりってのもシャクに障るけど…らんちゃんに関しては予想はしてたしな。
(乱馬も良牙も、自分が想いを寄せる相手はみんなあかねを見ていて。それがつらく感じては無意識に“ばっかり”と付けてしまい。乱馬に関しては諦めはついている、と双瞼を閉じて。)
ま、もらいもんとはいえチケットは良牙のもんやしな、お互い様や。
(ニッと口角を上げて話せばふと時計に目をやり。そろそろ閉店時間。暖簾を片付け、店を閉めようと入り口から外へと向かい。)
…そうか、強いな、右京は…それに負けてばっかは俺も同じだからな(自身は恋愛と格闘、どちらとも乱馬には適わずだった。そんなことからか右京には少し親近感を覚えて)
…ああ(相手の、自然な無垢な笑みに思わずドキリとしながら自分も戸締まりを手伝う。「笑顔は、あかねさんにも負けてねぇぜ、右京…」そう呟き)
ま、女の方が細かいとこまで見てるっちゅーこっちゃ!
(少し眉を下げ、情けない笑みを浮かべるもそれを振り払うように首を横に振ればニィと悪戯な笑みを浮かべて。)
なっ…、何寝ぼけたこと言うてん?
(相手の呟きが耳に届けば途端に頬を赤らめ慌てて暖簾を落としてしまう。嬉しいくせに憎まれ口で返してしまうのは自分の悪いところだと内心では自分を責めて←)
何って、そう思っただけだよ…ま、あかねさんに勝てるのはそこくらいだけどよ(此方も中々素直になれないのかそんなことを言ってしまう。…実際はあかねさんより、今は右京の方が好きかもしれないのに。あかねさんには素直とはいえないけれど好意を見せれたが、右京とは何故か張り合ってしまい
そら悪かったな、取り柄のない女で
らんちゃんやったらもうちょっと上手いこと褒めてくれるけどな?
(両手を腰にあて、負けじと言い返す。らんちゃんにあんなん言われたら普通に喜んで…場合によっては抱き付いたりしてたのに…何で良牙にはこないな態度になってしまうんやろか?自分でも情けなかった。)
……うわっ、
(ふん、と顔を背け、店内に戻る際に段差につまづいて転びかけてしまい。)
…そうかよ(俺より乱馬か、と思ったりもするが先程の己も右京よりあかねさんだったじゃないかと思い自嘲気味に笑って溜め息をつき)
っ!あぶねぇ!(転びかけた相手を咄嗟に肩を抱いて支えて「大丈夫か右京?」と言い)
あ、うん…おおきに、助かったわ
…悪かったな、ちょっとぼーっとしてたわ
(支えられ、転倒をまぬがれては珍しく素直にお礼と謝罪を述べ。良牙を相手にするとなぜこうも自分は情けなくなるのだろうと悩んでいた結果のつまづきのため、自嘲しているような苦笑いを浮かべていて)
…あ、ああ…気にすんな、これくらい(素直に謝られると少し調子が狂うような…そんな気がしながら肩から手を離し。その直後、見えた相手の笑みに少し不安を覚えながら)
(2人の間に漂う微妙な空気。どうにかしてそれを振り払えないかと打開策を考えるうちにふと大切なことを思い出す。)
…あ、あーっ!あかねちゃんとこのおっちゃんに出前頼まれてたん忘れてた!
(/仕事だ(←)。さっきからあんなにあかねや乱馬の話をしていたというのになぜ忘れていたんだろう?と自分でも呆れてしまう。片手で頭を抱えながら良牙に向き直り)
うちはこれから行ってくるけど…あんたどうする?
風呂でも入っとるか?
お、おう?それじゃ風呂にでも入らせてもらうぜ?(大切なことを忘れていた相手に戸惑いながら風呂にはいると答えるが…)
あ、いや…俺もついて行こう(思えば右京の家は初めてなのだ。迷う可能性は捨て切れない←。なので一緒に付いていくことにして)
?来るんか?
別に構へんけど…
(手早く注文のお好み焼きを焼きながら不思議そうにして。まさか迷うからとは思わず、あかねちゃんの家やから?…いや、まさかな、などと考えながら、準備を終えておかもちを手にし)
ほな行くでー?
お、おう(良かった、ばれてないとホッとしつつ相手の後ろをついていく)
(そして天道家に着けば自身は外で待っていて)…うん?あれはあかねさんと…乱馬か(外で待っていれば走り込みを終えた二人が帰ってくるのが見えて…幸せそうに話す二人を見ればどこか悲しい気がして)
まいどおおきに、またよろしゅう頼みますー!
…待たせたなー、良、牙…?
(出前を終え、にっこりと笑顔で挨拶をし、玄関を出て。待たせたことを侘びようと相手の肩に手をかけ声をかけようとするも、様子がおかしいことに気付き視線を辿る…そこには幸せそうな2人の姿があり。2人の様子と相手の悲しそうな表情に胸が痛んで。伸ばした手を思わず引っ込めてしまい。)
…右京…帰ろうぜ(いつの間にか隣に居た彼女の方をみる。悲しそうな目を、彼女もしていた。それなので早く帰ろう、そう思い一言そう言えば乱馬とあかねが此方に気づく前に歩き出し)
…なんか、諦めがついた気がするぜ…(ぼそっと一言、帰る途中にもらし)
なんや、改めてショック受けたんか?
…まぁ、あんたは見慣れてないししゃあないわな
うちは毎日学校で嫌っちゅうほど見てるさかいもう慣れたけど
(相手の呟きを耳にしてはまたチクリと胸が痛む。それを隠すように悪戯な笑みで強がって。実際言っていることは本心であり、今更2人の姿を見てもショックなど受けない。が、それでも胸が痛むのは相手の心にあかねがいると再度確認してしまったからで。分かりきっとったくせに…あほやなー、うち、と内心毒付いて。)
右京…(ホント強い女だな…そう思いながら相手の横顔を見る…。それでもどこか、悲しそうな、そんな気がする。俺じゃあ代わりにはなれないかもしれない、けど…元気づけたい、そう思い)
…へっ、似合わねぇ暗い顔なんてするなよ、笑ってねぇと様になってないぜ(上手く言えただろうか、わからない自分なりに言葉を選んで伝えて)
(/すいません…昨日は返信出来ませんでした…)
良牙…、
(強がって隠したつもりだった、なのにどうやら相手には気付かれたようで。自分を元気づけようとしてくれる言葉たちが嬉しかった。自然と口元は緩んで表情は柔らかくなり、)
…生意気なこと言うてくれるやん?
ま、お互い失恋した者同士、仲良ーしよや。
(素直にありがとうなんて言えなくて。それでもニッと笑って述べた言葉たちはありがとうの意味を込めたものだった。我ながら不器用なものだ、と思いながら、それでも相手には伝わる気がして)
(/いえいえ、大丈夫ですよ!
無理なくゆっくりペースでいきましょう!)
へっ、そりゃどうも…明日、楽しもうぜ(返事が返ってくる、生意気なのはどっちだよ、素直じゃねぇなと心の中で少し笑いながらどうもと言って。明日、二人でデート…デートだ。そう考えれば自然と頬は赤くなり目を瞑っては口元は緩み)
(/ありがとうございます!)
当然や!
明日晴れたらええけどなー、な?良牙。
(ニッと屈託なく笑うも、ふと相手の頬が僅かに赤らんでいるのに気付き。良牙も楽しみにしてくれてんやろか?なんてつい自分に都合のいいように考えてしまってはそれを振り払うように視線を空に向け天候の話をし。良牙にとってはいろんな意味でやろうけど、と内心呟いては思わずクスりと笑ってしまい。)
そうだな、折角遊ぶのに雨なんて降ったらもったいねぇぜ(赤くした頬に気付けば隠すように空を向いて言い。でも帰りに雨が降れば傘があるから…なんて少し恥ずかしいことを考えながら右京の家へと向かい)
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