( ̄Д ̄)うらら 2014-04-27 11:26:49 |
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私が見たのこれでーす!
小鳥のさえずる森の中を、一人の少女が走っていた。
「お母さん!どこにいるの?」
叫ぶ少女。だが答えは無い。
そのうち少女は、とある家の前に辿り着いた。
「ここね!ここにいるのね!」
そう言って少女は扉を開けた。
だがそこにあったのは、たった一つの日記帳。
何も無い家の中心にポツリと置かれている。
少女はそっと手に取り、読み始めた。
『私の娘へ。
あなたがこの日記を読んでいる時、
私はもうおそらくこの世にはいないでしょう。
私の顔を全く憶えていないあなたに、
この日記を贈ります。
生まれてすぐに、あなたは
あなたのお父さんの手により、私のもとから離れました。
私はユダヤ人ですが、お父さんはそうではありませんでした。
だから私のもとにいると、生まれたばかりのあなたまでもが
ゲシュタポに逮捕されてしまう可能性があったからです。
私はいずれ、ナチスの強制収容所に入れられてしまうでしょう。
幾日かをそこで過ごした後に、
多くのユダヤ人の仲間たちと共に殺されてしまうはずです。
私はいつでも神を信じ、けっして希望は捨てません。
しかし、なぜ彼らはこのような非道な振る舞いをするのか、
私にはわかりません。
この日記を読んだとき、
きっとあなたは強い悲しみに包まれていることでしょう。
でも、いつまでもその悲しみ捕らわれないでいてほしい。
いつか、必ず喜びはやって来ます。
いつも喜びを忘れないで。
絶えず祈りなさい。
すべての事について感謝しなさい。
決してナチスに屈せず、強い意志を持ち続けなさい。
あなたにはそのような人になってほしいと思います。
私は、いつでも神様と一緒に
あなたを見守っています・・・ 』
少女は突然、日記帳を閉じた。少女は気付いてしまったのだ。
そう。少女は、気付いてしまったのだ。
もう、この世にお母さんはいないということを・・・。
例えば少女が記憶障害だったとします、少女は時間間隔や日にちを気にする等、記憶の整理があやふやな状態にあり、その状態を書きとめておくため、少女自身がその日記を書いた。
現実にはない日付を書いてしまったり、時期に合わないイベント名を書いたのは、記憶がぐちゃぐちゃの状態だったから。
しばらくは家で治療を続けていたが、ある理由によりその日記を見つけた家とは別の病院に移り治療を受け、そして病を治して帰って来た。
そこで母親に会おうと扉を開けたが母の姿は何処にもない。それどころか家には何も無い。
日記を見つけた少女はそれを読み、12月65日の日付の文を読む。
まだ家で療養中だった少女の書いた日記。
『お外に出た~人がいっぱいいたんだよ でも皆変ないろだった』の解釈は、母の葬儀を執り行う為に親族達が集まり、そして皆喪服を着ていたから。
少女は母親が亡くなってしまったので、家での療養が出来ず病院に移ったのだ。
その日記を読んで、少女はここに母が居ない理由、家には何も無い理由に気がついた。
というのはどうでしょうか?
あーー!!!
なるほどー!!!!
あ、なんか凄い分かりやすいですね!
あーなるほど。
なんか1番納得した気がしますw
maiさんありがとうございます!
すいません、わざわざ!
いえいえ、こちらこそありがとうございました!答えがわかって良かったです^^
必死に頭をひねったんですが私にはこれが精一杯でした(笑)
皆さんご協力ありがとうございました!
解説を提供して下さった妃花さん。
一緒に考えてくれたリア友の二人。
矛盾点などを教えて下さったになさん。
そして何より解説がきたのにもかかわらず自分の推理を提供かつ納得のいく話をして下さったmaiさん。
本当にありがとうございました!
いえいえ、こちらこそ頭の体操が出来てよかったです!
うららさんの胸のつかえが取れたのなら私も嬉しいです^^
楽しいひと時をありがとうございました!
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