柊 郁 2014-01-26 16:03:05 |
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__あ、どうぞ。(何時も様に図書館で本を読んで居ればいきなり声をかけられる。一瞬理解出来ず声のする方に視線を向け固まる。然しふと我に返れば上記を述べて頭をぺこ、と下げる。知らない人に話しかけられるのは慣れてない。この人が何処の誰なのかもわからない。読書を続け乍ちら、と横に視線を向けて様子を伺い。)
ん、ありがとな(一瞬相手は驚いたように此方をみる、知り合いでもなんでもないのだから当然かなんて考えながらもとりあえずこんな急な申し出にも拒否をされなかったことに安堵してお礼言いながら隣に座り、さて勢いだけで隣に来たはいいもののこれからどうしようかなんて思案をしながらふと外の景色に視線写して「嫌な天気だね…」なんて当たり障りのない話題を振り
__私は、雨嫌いじゃないですよ(何を言われるかと思えば何とも当たり障りのない言葉。彼も何を話していいのか困ってるのかな、なんて思っては笑みを零す。「__大丈夫?」何を思ったのか分からないが突然彼に前記を述べてはゆるり、と首を傾げて。)
へ?そうなのか?(同意の言葉が返ってくるであろうことを想像していたため、相手の返答は予想外でキョトンと呆けたような表情を浮かべてしまい、ふと相手が笑みを零せばそれについついみとれてやっぱり綺麗な人だなぁなんて思っていて、大丈夫?なんて言葉にはまさか何か変なところでもあるのだろうかと自身の身体を見回して「あ、えっと、俺何か変?」結局自分では可笑しな部分は見つけられず困ったように問いかけて
__うん、皆嫌ってるけど私は好き。(まだ全然会話なんてしてないのに何故か彼の雰囲気に落ち着く。表情も緩くなってはへらり、と笑う。「__ううん。どこも可笑しくない。唯言ってみただけ‐。」少し揶揄った様に述べてみては暫しくすくすと笑うも図書館だということに気付いて小さく肩を竦ませては黙る。)
へぇ…珍しいね、女の人なんて余計に髪が傷むとか言って敬遠しそうなもんだけど(一般論に収まらない彼女の独特の雰囲気に尚更興味が湧いて、こちらも自然と笑みが零れて「なんだ、よかったぁー…」どうやら格好の悪い部分や可笑しな部分を見せてしまった訳ではないようだと深く安堵してため息をつき、周りの視線がこちらに向き、それに対して相手が肩を竦めて黙ったのを見れば小さく吹き出して
__あ‐、だから髪傷んじゃってるのか‐。(読んでいた本を置いては自分の髪を触ってみる。確かに傷んでる。顔を顰めては小さな溜息。ふと隣を見れば安堵した様子の次に吹き出す彼。「__こら、静かに。」きっと自分に対して笑ったんだろうな。と思えば注意するように小声で彼に述べるも顔は何処か楽しそうに笑っていて)
勿体無いな、綺麗な髪してると思うのにな~(少しキザかななんて思いながらも彼女の髪を見ながら素直に思った感想を述べて、こちらが吹き出してしまったことで失礼なことをしただろうかとも思ったが小声で注意をする相手の表情は楽しげで、そんな心配は杞憂だったなと安堵して「はは、すんませ~ん…」なんてふざけたような態度で小声で謝罪して
__そんなことないよ。ぱさぱさしてる。(自分の髪を綺麗だなんて言う彼はやっぱり可笑しい。そもそもこんな自分に話しかけるところから可笑しいと思った。不意に彼の髪を見遣れば「__さらさらしてる。」気付けば手を伸ばし彼の髪に触れていて前記を呟いていた。は、として手を引っ込ませれば「__ごめんね。つい。」と苦笑い。巫山戯た様子を見せる彼に少しだけ心が和んでは頬を緩める。)
本当?触ってみてもいい?(ぱさぱさしてるなんて俄には信じがたいことを言われるとどうにも気になってしまうようで、初対面にも関わらずとんでもないことを言い出していて、不意に伸ばされた手はこちらの髪に触れていて「ちょ、な、ななな、何をしてらっしゃるんで!?」ついつい変な口調になり思い切り狼狽えて思わずその手から逃れようと勢いよく立ち上がってしまい
__あ‐、え‐と。そんなに嫌だった?ごめんなさい。(髪に触れただけなのに立ち上がって避けられた。自分でも何してるんだろうと思ったがそんなにも避けなくてもいいじゃん、と内心不貞腐れる。少しその場が気まづくて「__もう触らないから大丈夫だよ。」と彼を安心させるかのように自分も立ち上がり本を持って移動しようとする。「じゃあね。」と片手をひらりとさせれば元にあった場所に本を返しに向かって。)
あ、すまんっそういう訳でなくて…(気になる彼女に触れられたことに緊張するあまり無意識にしてしまった反応にしまったと思った時には時既に遅く、席を立ち移動をしようとする相手の背中を呆然と見つめていて、じゃあねと振られた手はこちらへの拒絶の意志のように感じられて放心したように力無くヨロヨロと椅子に座り込んでしまう
__...。(本を棚に戻しては先程の彼の姿が丁度見える。ヨロヨロと椅子に座り込んでしまった彼からは何とも言えない負のオーラが出ていて。仕方が無しに近寄れば「__..そういえば何年生?」と普通の質問を彼に問いかける。)
絶対嫌われた…何やってんだ俺はーっ(ガックリうなだれていたと思えば急に自分の頬をグーで殴りだして先程の自分自身を戒めていて、そんなことをしても何の解決にもならないことはわかっていたが他に感情のぶつけどころが無く続けていれば再び聞こえてきた相手の声に「…はは、ついに幻聴まで聞こえてきてやんの…」なんて自虐的に呟きながら声のした方向を振り返れば「…はっ、えっと俺は2年だ!」どうやら幻聴でもなんでもないようだと把握すれば慌てて質問に答えて
__なら後輩君だ。(自分で頬を殴ったりとしている行動を見ていれば痛そう、と思うも先程みたいに触れようとはせず唯苦笑いを零すだけ。やっと質問に答えてくれたと思えばまさかの後輩。そんな風に見えない彼。「__よろしくね。」とゆるりと首を傾げては笑みを零す。)
えっと、先輩…ッスか?(つまり相手は自分にとって先輩に当たるのだろうかと考えれば同い年か年下だと思っていたせいか驚いてしまい、最後にとってつけたように敬語のなりそこないのような言葉を付け足して「あ、よろしくッス、ちなみに俺は槙島 凛っていいますっ」年上とわかったせいか急にガチガチに緊張しながら妙に畏まって自己紹介をして
__そんな敬語とかいらないよ‐?今までみたいに普通でいいから。(いきなり畏まる彼にくすくすと笑いを零しては自己紹介をする彼。此方も自己紹介しないとな、って思ったけどこのまま名前を教えなくてもいいかもなんて意地悪な事を考えてしまう。「__凛君か‐。可愛い」名前を聞けば彼の雰囲気からあまり似つかない名前。然し素敵な名前だな、と思ってはこういう字?と机に凛という漢字を指で書いて彼に尋ねる。)
((寝てしまいました。すみません
あー…うん、じゃあお言葉に甘えて(正直堅苦しいのは苦手であり、敬語も満足に扱える自信もないため相手の言葉はとてもありがたく、素直に受け入れていつもの調子で接することにして、自身の名前のことに話が及ぶと「よく言われるよ、だからあんま好きじゃないんだよなー、この名前」昔から女の子みたいだとか言われてきた苦い思い出が蘇ったようで苦笑をしていて、指の動きを目で追えば「そうそう、それ」と頷いてみせて
__でも素敵な名前だよね。(凛という名前が嫌いだという彼。そんなこと思うんだと意外な事に驚いていては何処か苦い思い出でも思い出す様に笑う彼。まずいこと言っちゃったかな、と少し反省していれば「__ごめんね?」と一言。机に書いた文字を当てる事が出来れば笑みを零して「やった」と小さく呟く。)
((ありがとうございます
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