匿名 2013-12-28 23:20:34 |
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半分は人間…だと…?(妖怪だと思い込んでいた相手が実は自分たちと同じ血を引いているのだと知り動揺を隠せずにいて、まるでデタラメを言っていると言うにはやはり妖怪としての妙な気配の薄さというものは事実として存在しており結局信じるしかなくて続く言葉を失い、やがてしばらく歩くと神社の石段前で止まり「この先が俺の家だ」と告げては石段を登り始めて
は、はい…だから気配が薄いのはそのせいかもしれないです…
(動揺している相手の姿をびくびくしながら見つめて答えながら、妖怪退治の家系で妖怪に多く関わっていた相手でも驚くということは自分はやはり例外的な存在なのだな、と自分の存在を再認識し、相手の家だと言う石段の上を見つめて、「神社…ですか?」と主に妖怪としての暮らしをしてきた…というよりも人間世界に意識的に関わらないようにしてきた自分が近づくわけもないその場所を物珍しそうに見つめながら石段を登って)
そうか…(相手は祓うべき妖怪である一方で自分たちと同族としての側面を持っているという事実に果たしてそれを祓うことは正しいのだろうかと苦悩が生まれてしまい、神社をみて物珍しそうな表情を浮かべる相手には「妖怪の中にはここの雰囲気そのものが苦手な奴らも居るがお前は平気なんだな」と苦笑していて
はい…だからそれなりに力はありますけど完全な妖怪ほどはないです(むしろ人間の血を半分引く自分が完全な妖怪たちに妖怪として認められてすらいないが…と思いだし少し暗い気持ちになりながら苦笑を浮かべて、「私はわりと平気かもしれないです…むしろ人間とか妖怪が倒れてるところのほうが嫌いです…」と相手の苦笑をちらっと伺いながら言葉を返して)
そうみたいだな、まあ最もその気になれば今すぐ俺を八つ裂きに出来る程度には力はありそうだけどな(相手は本当に人に危害を加えることはしないだろうとたかをくくってわざとらしく両手を広げて無防備な姿を晒してみて、「狼ってのは狩りもするんだろ?なのに死体が嫌なのか?」と相手の口振りから死体なんかも嫌なのだろうかと考えては鼻で笑い
し、しないですよ!…そもそも人間の方に何かしたことないのでそこまでの力あるかわからないですし…
(首を横に大きくぶんぶんと振ってあわあわとした口調で慌てて相手の言葉を否定してから、「うーん…そうですね、妖怪の中でも結構そういう残虐なこと好きな種類かもしれないです…。私は狩るのも死体も嫌です…」と妖怪っぽくないですよね、と付け足して苦笑して)
うん、まあ確かにそんなことをするにはギャップがキツすぎる外見はしてるな(とにかくそんな殺伐とした光景が似合わない相手の頭を苦笑しながらポンポンと叩き、妖怪らしくないなんて自らいう相手には「例えそうだとしてもやっぱりお前の本質は妖怪だよ」と自分に強く言い聞かせるようにキッパリと言い放ち
そうですか…?
(容姿については生まれてこのかた何か言われたことがなく、意外そうな表情を浮かべ首を軽く傾げながら尋ね、頭をポンポンとされると心地よさげな表情になってから、「まぁ…そうですよね…」と少し俯いて答え)
パッと見は一応人間の女の子だしなぁ、それが急に人を襲いだしたりしたらショックは受けるだろうよ(内面のみならず外見まで限りなく人に近しい相手、だからこそ果たして他の妖怪と同じように扱っていいのかなんてこれからの処遇に悩んでいる訳で、しかし相手はこちらの苦悩など知る由も無いのだろうなと少し憎らしく感じながらも冷静に上記を言って、俯きがちに呟く相手へと「ああ…」彼女は自分達人間の敵だと何度も何度も心の中で相手へと情が移ってしまいそうになる自分に言い聞かせて短く応える
耳とかありますけどね…でも、妖怪の中には人間に化けたりとか…そういう方もいますよ…?
(耳をぱたぱたとさせながらなんとなく言葉を返したあとに、これは妖怪にとって不利になることを教えてしまったかもしれない…とやはり妖怪世界で邪険に扱われる身ではあるものの『自分は妖怪』という認識が強いために内心少し後悔と焦りを覚えていて、あえて会話を逸らそうとしたのか、「それにしても…いつもこんなに長い階段をのぼっているのですか…?」とあせりながら尋ねて)
そうなのか?それは初めて知ったな(これまでに一度もそういった妖怪とは出会ったことがないため相手の言葉に関心を示して、まあどのみち気配でわかるのだからどんな姿をしていようと関係はないかと内心考えていて、話を逸らそうとした相手の意図には気がつかず「そうだけど…何焦ってんだ?」と怪訝な表情で
そ、そうですか…あまりいないのでそれもそうかもしれないです…
(こくこくと何度も頷きながら焦るような口調で言葉を返して、「え?焦ってなんかないです…!…こんな階段、毎日登ったり降りたりしていて大変ではないのですか…?焦ってるときなんて転びそうですし…」と慌てて焦っていると言われたのを大きく否定しながら階段を見つめ、自分ならありえるかもしれない、と内心苦笑して)
まあ…毎日のことだからなぁ(階段が大変ではないかという問いにこの神社で生まれ育ったため、考えたことも無かったと苦笑をしていて、転びそうだなんて言われれば「お前はそうかもな、なんか鈍くさそうだし」なんて意地悪く笑いながら失礼なことを言って、やがて階段を登りきって「着いたぞ」と言い
なるほど…体力つきそうですね…
(話していくうちに苦手対象な人間とはいえども相手にはだいぶ慣れてきたのか、おどおどとしたおびえが瞳から消えて相手の横顔を何気なく見つめながら思ったことをそのまま呟くようにして答えて、「そ、そんなことないです!!」と失礼な、と言わんばかりにむぅと口を尖らせるも階段を登りきり相手の自宅であろう神社を見ると、「うわぁ…すごく大きいですね…」と目を丸くして神社を見つめて)
そうだな(あんまり考えたことはないが確かにそこそこの運動量だろうと登ってきた階段を振り返り一つ頷いて、口を尖らせている相手に小さく噴き出して「どうだかな」と相変わらず意地の悪い笑みを浮かべたままでいて、「そっちじゃなくてこっちだ」と神社の本殿ではなくその外れにある社務所へ手招きをして
それに転んだり躓いたりしたらとても痛そうですし…
(ずっとここに住んでいたのなら、彼のように落ち着いた人間でも子供の頃はそんなこともあるんじゃないだろうか…と頭の片隅でそんなことを考えながら相手と同じように登ってきた階段を振り返り、相手が噴き出したのを見ると、「私鈍くさくなんかないですもん」と自分に言い聞かせるような口調で返し、「そ、そんなところにも建物が…?」と内心神社全体の広さに圧倒されつつも、手招きされた方へとついていき)
(/お返事遅れてすみません!)
あー…まあ、冬場に転んだのあれは痛かったな…(流石に長いこと過ごしていれば転んだり躓いたりというものにも心当たりがあって、特別痛かった思い出を思い出しながら語り、「わかったわかった」鈍くさいというのを更に否定されれば適当に返事をしながら相手の頭に手をポンと無意識に置き、「誰も居ないから遠慮なく上がれ」と自身が先に上がり、その後で相手を促して
((いえいえ、大丈夫ですよ
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