語り手 2013-12-24 21:28:16 |
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あ?俺すげえ素直だと思いますけど(意味がわからない、と言いたげな表情をするもキスをされてばっと顔を背けて
「いやだから俺は女が好きなんすけど…」と言いつつも相手の視線がわかっているのか視線を外しながら言い訳のように答えて)
・・・まぁそれも良いだろう。
(クツクツと笑えば顔を背けた相手の耳をあむ、と甘噛みして「じゃあ何で女が出てこないんだろうな?」と意地悪そうに笑いながらも相手の指を自分の指と絡ませて抵抗出来なくさせて
うっ…噛むんじゃねえバイ!(耳を甘噛みされてビクッと反応し、顔を赤くして吠えるようにして言葉を返してから、「…知らね。魔王様がなんかしてるとかじゃないんすかねー?」と自由な足で相手を蹴りながら抵抗しようと手に力をこめて押し返そうとし)
おいおい、可愛く無いな・・・
(溜息をつけば興味を失った様に拘束を離し「まぁ俺が入り込んだのは事実だが、お前の深層心理が反映されているのも本当の事だ」と事も無さげに言えば距離を開けてごろ、と横になり
あいにく男だからな(離されたことに安堵の息をついてから、「じゃあ女が出てこねえの魔王様のせいってことっすね」と勝ち誇ったような声で返して)
男でも可愛い奴はいる、
(くぁ、と欠伸をしては目を瞑って「いや?お前が女より、『俺』を望んだっつー事だ。・・・俺は夢に入り込めるが内容までは干渉出来ないんでな。」そう言ってはシュル、と片手でネクタイを緩めて
そうなのか…(ふーんと興味なさげに相槌を打ちながら「…知らね」と相手の答えに言い返す言葉を失い冷たく答えるもごろごろとして相手に近づいて「仕返し」と言って相手の耳を噛んで見て)
というか早く出して欲しいモンだな・・・
(目を瞑ったままぽつりと呟いて耳を噛まれれば「お前は構えば恥ずかしがるクセに構って欲しいのか」切れ長の目を薄らと開いては相手を見つめ、クッと口角を吊り上げては
…?出れないんすか?(魔王の意思で夢に入ったのなら出るときも勝手に出るのだと思っていたため不思議そうに尋ねて
「…いや反応おもしれえかと思ったんだけど…つまんね」と冷静な相手を見て肩を竦めて)
・・・だから言っただろ、これはお前の『世界』だ。お前が帰してくれねぇんだよ、
(ふっ、と口許を緩めて挑発する様に笑えば自力でも帰れるというのに上記の様な嘘を吐いて
「生憎生娘じゃねぇからな、それとももっとして欲しかったのか、」と相手を抱き寄せて唇が重なりそうな距離で見つめながら低くそう囁き
…べつにそんなつもりねえし(実際帰られるのは嫌だと少し思っていたため図星をつかれたと思ったのか気まずそうに相手の挑発する様な笑顔から視線を外して
「うるせえな違うに決まってんだろ」と囁く声にドキッとしつつも冷たくあしらうように言い返して)
分かった分かった、だが帰れないのは事実なんだから仕方が無いだろう
(はぁ、と溜息をつき「やはり素直じゃない男だ、それでよく女を好きになれるな」とクツクツ喉で笑い、然程気にして無い様子でまた目を瞑り
俺が目覚ませばいいんだよな?(ため息をつく相手に帰りたいのかと内心複雑な気分になるも問いかけて見て、「女には全力投球素直で落とすんで」と返して)
お前が俺から離れたいならな。
(何時もの鋭い口調では無く、段々とゆったりしてきては相手の言葉を聞いて
「そうか・・・つまりお前は・・・俺に対して意識しているという事に、なるな・・・」なんて茶化してみるもこの世界に来てまだ日が浅い為か眠気が襲ってきて
…俺はどっちでもいいが(帰りたいならそれの方がいいのではと考え直しながらポツリと言葉を返して
「いやいやいや!男には興味ねえってつもりで言ったんですけど!」と返すも眠そうな相手を横目に見て)
そうか・・・なら・・・もう少し、一緒にいようか・・・
(珍しく優しい口調でそんな柔らかい台詞を呟いてはスゥ、と眠りに入った様子で寝息が聞こえ始めてどうやら相手が居る事に多少安心している様で
あ、ああ。…って、寝てんのか?
(隣から聞こえる寝息に相手を見るとすでに眠っており、安心したようなその様子に思わず頬を緩ませ、近くにあった毛布を相手にかけてやり)
ん・・・、・・・グ、レイ・・・、
(ぼそりと呟いてはその名前に少しふんわりと微笑んで無意識に相手を抱き締めて、何時もの閉じ込める様な抱擁では無く優しく真綿で包む様に抱き締めて
夢…みてんのか…?
(自分の名前を呼びながら微笑む相手をみて尋ねるわけではなく1人呟いて、相手に抱き締められると同じように優しく抱き締め返しながら相手の髪をなでて)
・・・・、
(事実半分意識がある訳で、甘やかせば素直なのか、と考えつつ可愛い相手にやんわりと頬を緩ませて髪を撫でられれば気持ち良さそうに
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