主 2013-08-21 03:00:05 |
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…ありがとうございます(主の行動に目を瞬かせ驚きながらもにっこりとほほ笑み差し出されたマフィンを受け取る。主が食べるのを見守っていれば「口についてますよ?」そう言いながら主の口のほとりについた欠片を指先で取り、口に含む。)
ん、……な?!(相手の礼に頷いた後、突然のことに、避けることもできなかった。顔を赤くして、口をぱくぱくと開閉させながら、信じられないというように相手を見つめた。)お、お前、何も、食うことないだろうが(ドラマの見過ぎだ、と声を荒らげて。つい、相手の口元に視線が行ってしまうのを止めようと、ぐっと地面を見つめてマフィンを食べ続けた。)
ドラマですか…見たことないのですが…(大げさな反応をする主にくすりと微笑むが、そのあとの言葉に申し訳なさそうに答える。下を向き黙々と食べる主を不思議そうに見つめながらも自分は食べ終わり、ほかの物も片付け始める)
素なのか……(ぼそり、と極小さな声で呟けば、よけいタチが悪いな、などと思い。己も最後の一口を飲み込み、立ち上がった。「じゃあ、戻るか」と相手に声をかけ、あまりに多すぎる荷物を、一つだけ持ってやる。空になったから軽く感じるが、中身の入ったこれらを持ってくるのは、大変な労力だっただろう、と思い、しかしそんな苦労など何も感じさせない相手をちらりと見て、苦笑を漏らした。)
◇
疲れた。(家へ帰ると、着替えることもせず、早々にソファへ座り込んだ。いつも、外では気を張っている分、家に帰ってくると、その緊張の糸が解けた反動が大きかった。かけていた眼鏡を外すと、テーブルに置き、そのまま横になってしまう。)
(/無理やり飛ばしました!w そして、そろそろ眠たいのでお先に失礼いたします…! また明日(今日)もよろしくお願いしますね^^ それでは…!)
ただ今戻りました。(家に帰りほかの使用人たちに声をかけ、自室に戻り執事服に着替える。やはりこれが一番落ち着くのだなと思いながらも主の待つ部屋へと向かった。)優弥様、制服をお脱ぎになられませんと…しわになってしまいますよ(失礼しますと一言かけたが返答がなかったため、ゆっくりと扉を開け中に足を踏み入れる。すると制服のままソファに横になる主を見つけ、近くによりしゃがみ込むと大きくない程度の声で着替えを促しながらトントンと肩を叩いた。)
(いえいえありがとうございます!明日もというか今日ですがよろしくおねがいします^^)
ん、おかえり……(眠気のせいか、相手の顔が近くにあるにも関わらず、そのことにはさして驚かず、うとうとと緩い瞬きをしながら、見当違いのことを言って。それから、ワンテンポ遅れて、「後ですぐ着替えるから」と言いつつ、いつ眠り込むとも分からない様子。普段から、制服にしわが寄ろうと、それをどうにかするのは家政婦であって、己には関係ない。と考えているので、こんな風に注意されるのは初めてだ。なんだか新鮮だな、と、目を瞑りながら微笑んだ。)
(/おはようございます! 次は、15時以降お返事できるかと思います。完全にキャラと昼夜逆転ですね…w)
…かしこまりました(苦笑いしながら溜息を一つつき、そのままポンポンと寝かせるように撫で。ちらりと主の顔を見て立ち上がり、風邪をひかないようにタオルケットをそっとかける。)最初はあんなに警戒してらっしゃいましたのに…(聞こえるか聞こえないか程の声で初日のことを思い出しながら微笑む。主の柔らかな黒髪にサラリと触れ、おやすみなさいませと耳元で小さく囁いた。)
(おはようございます!ほんとにキャラと昼夜逆転ですねw15時ですね、了解しましたー)
ありがとう(タオルケットを掛けられれば、礼を言って、そこに顔を埋めた。その後の相手の言葉は聞こえず、いよいよ眠りに入ってしまうかと思った直前、うっすらと目を開く。)お前は、この後どうするんだ(己の専属執事である相手は、己が居なければどうするのだろう、と。他にも仕事はあるだろうが、自分には、相手が己のそばに居るシーンしか想像できなくて。)
(/キャラの時間帯に追いついてきました!w)
…お食事のご用意を、それまではお傍におります(眠気眼で己に問うてくる主に優しく微笑みながら傍に居ることを告げる。)お疲れなのでしょう…?さぁ少しでもお眠りになってください…(小さく語りかけるような声で囁きながら、寝かしつけるようにさらさらと頭を撫でる。)
(ですね、なんかご飯ばっか食べてるようなw)
そうか(相手の言葉を聞くと、安心したように、再び目を閉じた。己の頭を撫でるのとは逆の相手の手を、ぎゅ、と握り締めて。こんなことをするなんて、どうやら随分疲れているな、自分は、と頭の中で自嘲した。この男は、己と同い年のはずなのに、どうしてこんなに余裕があるのか。ぐるぐると思いを巡らせるうち、プツリと意識が途絶えた。)
(/ハッ……。そ、育ち盛りだから……!さて、寝てしまいました…。そして、優也くん随分弱気です。起きたら覚醒させます。えっと、この後、何か希望等ありますか!ご飯食べますか…w)
あまり油断されていますと…痛い目見ますよ(主が眠りについたのを確認し、ゆっくりと手を離す。起きないよう注意を払いながら、仕事の時とは違う低い素の自分の声で小さく告げこめかみにそっと唇を落とし立ち上がる。)では、おやすみなさいませ(扉を開け出る瞬間主を見遣りながらくすりと微笑み廊下の奥へと姿を消す。)
(/ど、どうしましょうか!ご飯でもいいですし、就寝してもいいですし!育ち盛りですからねw)
……ん(ゆっくり目を開くと、窓の外はすっかり暗くなっていた。随分長いこと眠ってしまったのだろうか、と時計を見るが、さほど時間は経っていないようだった。机の上に置いていた眼鏡をかけ直すと、大きく一度、伸びをして。それから、眠る前のことをぼんやりと思い出し、己の醜態を恥じて、頭を抱えた。数秒、そうして心を落ち着かせると、立ち上がり、制服を脱いだ。多少、シワが寄ってしまっているが、明日までに誰かが直しておいてくれるだろう、と。いつものように、白いシャツにジーンズを履くと、厨房へ向かい。予想通り、己の専属執事は、夕食の支度をしていた。)おい、何を作っているんだ(普段、自ら厨房へ入ることはしないのだが、同い年の相手が作るとなれば、興味の対象になり。尋ねると、シンクに寄りかかった。)
(/就寝となると、今度は優弥くん寝てばっかりに…!wじゃ、ご飯→お風呂→就寝と、まったり過ごしましょうか! 適当に飛ばしていきますね!)
お目覚めになられたんですね(執事服の上着を脱ぎ、エプロンをつけ厨房に立っていたところ現れた主に驚きつつ返す。シンクに寄り掛かりながら尋ねてくる主にくすりと微笑みを添えながら料理の説明をする)先ほど前菜とメインが出来上がりましたので、デザートをお作りしていたところです(そうだ、と何か思いついたように手を止め、味見されますか?と尋ね返す。)
(そ、そういえば優弥くんぐっすりw了解しました、お願いします!)
ああ(相手のエプロン姿を眺めながら、短く答えて。そういえば、この男が来てからは、こうして食事を作っていてくれたのだろうか、と考えた。その後の料理の説明を聞けば、満足げに頷いた。)ん、ああ。じゃあ少しだけ(不味かったら承知しないぞ、などと付け足して笑いながら、味見の小皿を受け取ろうと手を伸ばした。もちろん、それが不味いわけがないということは、己が一番よく知っているのだが。それを素直に言ってしまうのは柄ではない、とひねた言い方をした。)
(/がんばります!)
お口に合うといいのですが(言葉の裏に気づきつつも本音を伝えれない主に苦笑いをしながら、小皿を手渡す。ちらりと主を見つめ反応を伺いつつ、料理に戻る。)もうすぐ出来上がりますので、テーブルでお待ちいただいてもよろしいですよ、何かお飲物でもお持ちいたしますか?(それにここは汚れていますからと苦笑を付け足し皿に盛りつけを始める。)
ん、美味い(呟くようにそう言うと、唇をひと舐めして、小皿を置いた。これだけの物が作れるのなら、名のあるレストランで働くことさえできるのではないか、と、料理をしている相手の姿を見つめる。それから、相手の言葉に、はっとして視線を逸らした。)ああ、そうする(己がここに居ても邪魔だろう、と、素直に厨房を出ていこうと。汚れている、と言われれば、ぐるりと中を見回した。そこは、むしろ細部まで掃除が行き届いているように見える。これだけの料理をしているのに、使った道具などが散らばっていないというのも、手際の良さなのだろう。「綺麗だと思うけど」素っ気なく付け足せば、パタン、と扉を閉めた。)
ありがとうございます(主の出て行った扉に人知れずそう呟き、準備を進める。学校ではあんなに他人と壁のある主が、こんなにも素直に自分に接してくれるなんて…と嬉しく思うと自然と笑みが浮かぶ。厨房で一人にやにやしてる自分の君の悪さに気づきながらも戻らない顔を隠すように手で覆い、はやく戻れと心の中で呟いた)
腹減ったな……(先ほど、味見をしたせいだろうか。少し腹に入れてしまうと、それまで気がつかなかった空腹が、一気に感じられるようになった。十人は座れるのではないかというくらいのテーブルに、一人で座れば、頬杖を突きながら、食事がくるのを待つ。いつもはここに一人だが、今日は庵が一緒に食べると約束をしたな、と昼間のことを思い出し、僅かに笑みを浮かべた。)
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