蜂屋 莉憂 2013-03-25 23:27:38 |
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今年こそは全国優勝狙いたいねん、その為にはまず俺が勝たなアカンな。――…、(部の話になり真剣を帯びた瞳を向けるも、次に聞こえた言葉に す、と目線逸らせば“…そうなんや、”と小さく笑み、“ほな、下の名前まで言えたらご褒美あげるわ。”と再び相手へと顔を向け)
でもきっとそうやってテニスに一生懸命な姿に惹かれる人も居るんやろうね。( 部の話を真剣にする相手に小さく微笑めばそう述べ、「何かに夢中になる人って素敵やもん。」と言葉を続け。「…ご褒美、…ってあかんわ、私白石くんの下の名前知らん…、」ご褒美と言う言葉に瞳輝かすも知らないという事に気づけば頭抱えてはう―、と唸って、 )
もし、そうやと嬉しいけどな。(方眉を緩く下げそう言うと、頭を抱える姿に“ふーん…、”と相槌打ちながら右肘を机にたて頬杖をつき、利き手を使いポケットから黄色の包装紙で包まれた飴玉を取り出すと くす、と笑み) ほな、ご褒美のコレは謙也にでもあげよかな。
せやね。( 頭抱えながらも腕の隙間から見える相手の表情に眉下げては小さく笑み零すも、次の相手の行動を目で追えば相手の手に見える黄色の包み紙が瞳に映る。小さく目を見開けば顔を上げて、「…人にやるなんてあかん…! う-、えと…、」と首を横に振れば否定するも中々名前が出ず、再度唸り、 )
…ははっ、ええよ。俺はそんなに酷い奴とちゃうで?(思わず笑い声漏らして“すまん、少しからかい過ぎたやろか。”と謝罪を述べ、笑いを収まらせる様に目尻を指で擦りながら飴玉を片方の手で掴むと相手の掌へ落とし“美味しいで、レモン味。”と囁き)
…そんな笑う所ちゃうで。( 耳に入るのは相手の笑い声。その声にムスーッと表情曇らせれば左記述べて。謝罪述べながら目尻を指で擦る相手横目で見るもその顔は未だに不機嫌。然し、己の手に落ちてきた黄色い包み紙に入った飴に視線落とせば「…おおきに。」と徐々に頬は緩まり飴玉の入った手をぎゅ、と握り閉めて、 )
はは、堪忍。蜂屋さんと居ったら退屈しなさそうでええなぁ。(未だに少し笑みつつ目蓋を閉じて前へと向き直り、再度片肘で頬杖をつくとゆっくりと瞬きして。ちらり、と隣へ視線向ければ飴玉を握り締める光景を目にして自分よりも低い位置にある小さな頭をそっと撫で)
なんや其れ凄い微妙なんやけど…。( 表情歪めればぽつりと呟いては「…喜んでもええのかな。」と眉下げれば緩く首を傾ける。疑問符頭に浮かべていればふと頭に違和感。突然の出来事に数度瞬き繰り返せば其の違和感の正体が隣にいる彼と分かれば目線を彼に移し、「…な、し、白石くん…?!」と頬が僅かに朱になり、 )
褒め言葉やで? ( 相手の表情を見て同様に緩く首を傾げて口端上げると教師がようやく教室に現れ、撫でていた手の動きを止めては“あ、つい…やってしもた、”と困った様に笑み漏らしながら“飴玉嬉しそうやなって思ったら、金ちゃんとの癖で撫でてしもたみたいや。”と言葉紡ぎ )
…じゃあ褒め言葉として受けとっとくわ。( こくり、一度頷くも其の表情は微妙なまま。其れよりこの状況は、と未だ己の頭に置かれる相手の手に動揺するも教師が現れれば其の手は遠退く。再び相手に目線移せば困った様に笑いながら言葉述べる彼に口尖らせれば、「…私そんな子供っぽくない、」と続け、 )
ん…、嫌やった?( 尖った口先に視線移すと一度前を向き教師わ確認すると再度ポケットへと手を忍ばせ赤い包装紙に包まれた飴玉を取りだし、相手の机上に置かれていたペンケースの中へと入れて悪戯に微笑みながら“いちご味。これで許して、”と小声で囁いて )
…子供扱いは嫌やな、( 机の上で腕組めばその上に頭乗せてぽつり、と小さく呟く。と、ペンケースの中の筆記具が小さな音立てれば顔を少しあげ中を確認すれば黄色の包み紙とは違う色の包み紙が一つ。驚き、相手の方へと視線移せば悪戯に微笑む相手と視線が合う。許して、と問う相手に目線をもう一度飴へ移せば、「…いちご味やから許す。」と声は不機嫌だが表情は先程に変わり柔かくなり、 )
おおきに。…これから何かあっても、コレで許して貰えるやろか。( 発せられた声色とは裏腹に柔らかく変化した表情を見れば両の瞳を細めてふわりと微笑み溢し、“――ああ、それと、”と呟きながら前に向き直れば“蜂屋さんは子供何かとちゃう。立派な可愛え女の子やで。”と、視線は黒板に向けられたまま言葉を紡ぎ )
いくら何でも毎回いちご飴で許す程私も単純やないで、( ふわり、と微笑む相手に視線向ければ困った様に眉落せばそう述べて。言葉紡ぎながら前を向く相手見据えれば此方も顔を前に向けるも、相手の言葉に再度顔は相手の方へ。「…な、」頬は再度熱が上がった様に朱に染まれば口を金魚の如くパクパク、と上下に動かして、 )
確かに反応は無邪気やけどほんまは成長してるやろうし、立派な女の子やん。( 返事が帰って来ない事を不思議に思い、ちらりと隣へ視線向けてみると呆気に取られた様に口を開け閉めする様子に“――…そうやろ?”と同意を求めてみては表情を伺う様に身を屈め相手の顔を軽く覗き込み )
…せ、やけど。( 此方の顔覗き込み同意求める相手に何処となく羞恥を感じれば目線逸らせば小さく述べて。ふと何かを思い出した様に視線を戻せば、「…せや、名前!、結局下の名、聞いてへんのやけど。」と数分前の話題を出せば緩く小首傾げてはそう問い。 )
――…?、(目線を逸らす相手を不思議に思いながら姿勢を正して座り直し、向けられた台詞を耳にすれば何かを考える様に自分の顎に手を添えて“んー…、”と小さく唸った後、“宿題。明日までに俺の名前、覚えてきて。”と挑む様な微笑みを向け)
…う、宿題…。( 宿題という単語に顔歪めるも「分かった」という意味を込めて一度小さく頷く。担任の話も終了を告げる鐘の音に阻まれれば長い話も終わり、静かだった教室内は一気に賑やかを増す。体の力が一気に抜けた様に机に頬くっつけて突っ伏すれば隣の彼を目で見上げ、「…白石くんこれからどうすんの?もう学校終わりやけど、」と声をかけて、 )
(/すみません、勝手ですが学校初日なので午前だけという風で宜しいですか?、)
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