「愛とは何か？」って尋ねられて、即答できなかった自分が恥ずかしい

こん

あらら、風呂入ってる間に来てくれてる人がいたみたいッスねー…スイマセンッス。

また来てくれるの待ってるッスね。

久しぶりに覗いてみたら、まぁ、アンタがいた訳で。
そりゃもう、死ぬほど嬉しい訳で。
期待なんかこれっぽっちもしてなかったから、もう日本語の中にある言葉じゃ表現できないくらいに嬉しくて。

最近来れなくてごめん…

なんて、謝る事ないのに。

それでも来てくれた事が、本当に嬉しいんス。

待ってるよ

そう言ってアンタが来るのをただ待ってる事しかオレには出来ないけど
でも、最近はその時間さえ幸せに思えてきたんスよ。変スかね？

だからさ、
まだ待つッスよ。

この時間が長い分だけ、会えた時の喜びが大きくなると思うッスから。

だってほら、初めて会った日からこんなに時間が過ぎてるのに
オレ、



こんなにもアンタの事が大好きなんスよ？　

大分前から薄々気付いてはいたんだけど、オレって大事な人程大事にできないんスよ。
具体的に言うと、当たりがキツくなっちゃうとでもいうんスかね。
ただ単に嫌いだからキツく当たってるのとは違う、なんて言ったらいいのかな？

心を許しているからこそ何でも言える訳で。
心を許しているからこそ嫌な事は嫌って言える訳で。

「オレがアンタを大事って思ってるの、わかるでしょ？
だから、言葉にする必要はないと思うんスよ」

まぁ、そういう理由ッスかねー。

「『心を許してるから』っていう理由で何でもかんでもひとくくりにして、都合よくその言葉に逃げてるだけ」
そんなのわかってんだよ、自分が一番、痛い程よくわかってんだよ。

何か一言言うたびに「あ、今の言い過ぎたかな…？」とかさ、
ほんっとに面倒なんだけど、でも、いちいち後悔しちゃったりしてるんスよ？一応これでも。

大事にしたいのに、離したくないのに、一緒にいたいのに、
大事にできなくて。

あーあ、またやったし
とか思いながらまた目を逸らして逃げて、逃げて、逃げて
結局、あくまで逸らしてるだけであって、閉じることはできないんスけどねー。

顔を上げたら、周りに誰もいなくなってるような気がして、怖くて、
目を伏せ続けて声を押し殺して今日も泣いてる自分に腹が立って。

でもどうもできなくて。

イライラだけが積もって、結局はまた八つ当たりしちゃって。

伝わってないんだろうなー、オレがどれだけアンタらを大事にしたいかなんて。

堤さんって女の子にも言われた。
「アンタって、あいつに当たりキツくない？態度とか喋り方とか」
何も言えなかった。だってそんなのとうに自覚済みなんスから。

わかってんだって、本当に。

でも、どうしたらいいのか、わかんないんスよ

またきたよー

そしてまたすれ違った！！！

申し訳ないッス…

愛ってさ、なんなんスかねー？
簡単に愛がどうとか、愛しているとか言うけど
愛ってさ、何なんスか？

わかんないよ、わかんないッスよ。

愛して欲しいなんて喚いているけど
愛を感じたいなんて言うけれど

わかんないよ、わかんないんスよ。

じゃあオレはどうして「愛して欲しい」なんて思うんだろう
どうして「愛を感じたい」なんて思うんだろう

でもさ、
まわり突っぱねてきたのは、オレの方じゃんか。


「頭の弱い子は嫌いなんスよ」
「全ての事には意味があると思うんスよねー」
「無意識、無自覚なんて言葉で片付けようとする奴が一番嫌いなんスよ」
「軽んじないで欲しいッス」
「でも、だからこそアンタには、前を向いて欲しいッス」



はは、オレ、やっぱり嫌いなんスよ。

やっぱり嫌いなんス。

「愛」ってもんを求める餓えた自分も、アンタの事も。

嫌いなんスよ、どうしようもなく。

あっはは、大好きッスよ。

あー、ヤバ

ダイエットするとか宣言しておいて
普通に牛丼作っちゃったッスよー…

でも、作ったからには食った方が良いッスよね？

はぁ…太るッス

はぁー…また来てないしー…
気付いてないんスかねー？

明日も部活かー…めんどくさ。

あーやめたいなー…


ってか明日行きたくないんスよね、ほんとは。
でもあの子たち来ないらしいし、あっちの子には「絶対来て！」って言われちゃったしなー…

はぁ、ほんとやんなっちゃうッスよ

あぁそうだ、バレンタインデーのお返しもしなきゃッスねー…もうすぎたけど、一応は礼儀として…

めんどくさぁぁぁぁぁぁぁ
ってか家庭科の宿題もやってねッスよ…裁縫なんかできるか！！



あぁまあ、ばーちゃんにでも適当にやってもらうとするッスかねー。

あはは、ざまーみろッス。

ｗ

あ、ミス

上のオレッすよ！

…誰に言ってんだろ。

やーやー、エゴイズムとはオレの事なんスかねー。

エゴイズムとは利己主義のこと。利己主義とは社会一般の利害は考えないで自分の欲望の充足と利益の追求を最優先にする考えのこと。

私が思うに、あなたはエゴイストではないと思われます。

おーおー、ご丁寧にどうもッス。
そうッスねー、じゃあこれからはエゴイストを名乗る事とするッスかねー。

んー…
これはオレの望んでた結果なんスかねー…

まぁ、今日はいつもより長ったらしい独り言でも呟いてみることにするッスかねー

無理だと思うけど、最後までお付き合いいただけると嬉しいッス。

オレんちね、父親いないんスよ。
まぁ、別にそんなことは気にしてないんスけど。
そもそもオレが産まれたてしばらくした時にはもういなかったから、記憶はないんスけど。だからどんな人なのか知らないし、未練なんてさっぱりないから、悲しいなんて思った事は無いんスけどね。
ま、その話はまた置いといて。

母親とオレがね、まーーーーーーー仲悪いんスよ。
まぁ別に？寂しいとか、愛して欲しいなんてことは全く思ってないんスけど。

家では会話なんて、まーーーーーない訳で。
目すらもほとんど合わないし。
っていうかここ何年か、一緒に食卓囲んだことないかもッスねー。そもそもあの人が飯食ってるのすらろくに見てねー気がする。
そういえば寝る瞬間も、起きる瞬間も同じタイミングになったこと無いッスねー。寝るときは確実にあの人のが遅いし、オレが起きるときはまだ寝てるかもう家にいないかだし。

あの人、家に寝に来てるだけなんッスよね(笑)朝飯は多分食ってなくて、昼飯は職場、夜は毎日飲みに行ってるッスからねー(笑)
んで休日はパチンコ？
いやまぁ、何してようがあの人の勝手っちゃ勝手なんスけど。

ってかとりあえず、おこづかいは定期的にくれるとありがたいんスけど。
気分によってくれなかったり、挙句の果てには勝手に財布から抜き出す始末。
オレが苦労してためた通帳からがっぽり何万も持ってって借金の返済に充てたときは、ほんとぶっコロそうかと思ったッスねぇ。

あ、そうそう、あの人借金してるんスよねー。
オレがそれを知ったのは…小学校中学年の時くらいッスかねー
それも、何百万、なんて額で。
どっかの金融機関に借りてるのもそうなんスけど、なんか、自分の弟…つまり、俺の叔父にあたる人に貸してるらしいんスよ。借りてるんじゃなくて、貸してる。

それで、それが何年たっても一向に返ってこないらしいんスよ。
そうは言っても一応血縁者だし、少しくらい待ってやるか…って考えたらしいんスけど、ほんっとに返ってこないらしくて。
それで、あの人がそれを自分の母親…つまり、オレのばーちゃんにあたる人に相談したんッスって。そしたらなんとばーちゃんが、「実は自分も100万貸してるんだけど、何年たっても返ってこない」って。はは、驚愕の事実！(笑)ホントもう、笑っちゃうッスよねｗ

そんで、オレの母親がぶち切れて、叔父に電話かけたらしーんスわ。
そしたらなんと、繋がらないっていうね！！家も引っ越してて…もうなんなんスかねｗ
実際、オレはあんま関係ないんスけど。

そんでその数年後、叔父の一家が平気な面してここ来て。「住むとこないから、後ろの空き家使わせて」ってさ！どんな神経してんッスかね、まったくさぁ！(笑)あ、ちなみにオレんちの後ろに、じーちゃんが一括払いして買った、だれも住んでない空き家があったんスよ。
でさぁ、もう…意味わかんないじゃないッスか。

んでまぁ、ばーちゃんと母親と叔父とで話し合った訳らしーんスわ。
んで詳しく聞いてみると、なんか、叔父がとりあえずまだ金に困ってるらしいんスよ。
叔父ね、海で仕事してて。危険な仕事だし、給料は安定しないし。まぁ、すごい時はすごいらしいんスけど。
それから、長男が頭になんか病気があるとかで。知的障害とか…そうじゃないけどなんかそんな感じの。
んで、長女は小学校に入学するとかで。
もう、そんなのオレらの知ったことじゃないじゃないッスか。
んで、何を思ったか「また金貸してくれ」って。
はぁ？って感じッスよね。
でもさ、貸してやったんすよ。母親が。
だって息子が病気で……なんて言われたらさ…って感じで。

んでまたその数年後。案の定、一銭も返ってこない訳で。
んでまた問い詰めたんスよ。そしたらね、

「お前らの家とは縁切った。だからもう関係ないし、これからは赤の他人だ。だから返す理由がない」ってｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ
どういうことッスかｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ意味わかんないッスよほんとｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ

どんな神経してるんスかね！もうただの笑い話ッスよ！ｗ

ほんでまた数年後。母親、このころから荒れ始めて。ま、この話はあとでゆっくり。

母親がね、飲み屋で飲んでたらしいんスわ。そしたらね、その飲み屋に叔父が現れて。ほんで、同席したらしーんス。なんでなんッスかね(笑)まぁ、それはいいや。
ほんで、お金の話したらしーんスよ。そしたらなんと叔父が「悪かった、金はきちんと返す」って。
急に何があったんスかねー、改心しちゃって。
そんで、「来週にはいくらか振り込んどく。まだ少しずつだけど…」って。

んで来週。通帳確認したらなんと、増えてたんスよ。

いくらだったと思います？なんとね、

一
万
円。

数百万貸してて、一万円ずつてｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗんなアホなｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ何百年かけて返すつもりなんスかｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗバカなんすかもしかしてｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ

いやさ、自分で少しとは言ったけどさ、一万てアンタ。

…っていうのが２、３年くらい前の話。

んで、それ以来、一切振り込まれてないそうな。一万だけかよ。なめてんの？
しかも、母親がうわさで聞いたらしいけど、叔父、今結構稼いでるらしいんだけど。つーかこの前、パチンコやってたって。なんなん？ホントさぁー

あぁもうやだ。胸糞わりぃ。なんでアンタらはのうのうと笑顔で生活してる訳？なんでオレの家はこんなに苦しんでる訳？じーちゃんも家支えるために働きすぎて、過労のせいでストレスたまってうつ病になって死んじまうし。
あぁ、言い忘れてたけど、叔父一家にとってじーちゃんは邪魔な存在だったんスよ。うちの中では絶対的な存在で、唯一叔父にガツンと言えるような、堅苦しい昭和の男って感じの。


そのじーちゃんの葬式の時さ、アイツら
笑ってたんだよ。
嗤ってたんだよ。

オレ、アイツら一家がさ、葬式の時。
俯いてるふりして下向いて笑ってなんか喋ってるとこ、見ちゃったんッスよ。

意味わかんねぇ
いくら邪魔だったからといってもさ、
アンタの実の父親だろ？
ここまで育ててくれた親だろ？

意味わかんねぇよ

はは、ホントの話とは思えねーわ。


あー…話変えるか。
つーか長いッスねー。気持ち悪。