冬音 蒼 2013-03-02 12:51:29 |
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(見慣れてしまった病院、あと何回来れる事が出来るのだろうか、心臓内科に足を進めて、面会承諾を貰う、ゆっくりと病室の扉をノックして)
..美空ー?
(ゆっくりと言葉を発すると中へ。)
(今日も聞こえた愛しい声に、安堵の溜め息を吐き出すと、
体調、大丈夫か?
(扉を開け、静かに閉めては、室内へ入って。消毒はもう既にしてある、彼女の頭を数回撫でては、
よしよし、
(と続けて。
(そうか、余命を聞かされたのは己だけ。彼女は長く生きれない、という事だけを告げられていた。)
...良かった。..昨日、発作起こしたんだって、?
(ゆるり、と首を傾げては、無理をして起きようとする彼女を寝かせて)
ううん、何もない。
(と続けて。)
うん…、で、でも…もう大丈夫だよ!!(起きたことを知られてて少し落ち込むが相手に笑顔で答え)
ほら、このとおりっ。…ごほっ…(安心させたくて起き上がり咳がでて)
(相手の様子に少し、悲しむ様に眉を寄せては、)
..無理しないって兄ちゃんと約束しただろ?(相手の体をゆっくりと寝かせると、)
...だめ、寝とけ、
(彼女の背中をゆっくりとさすれば、)
..先生、何て言ってたか?
(と問いかけて、
ごめんなさい…。(相手に安心させようとして空回りし落ち込む)
…ごほっ…ぅ…(ゆっくりと息を調えながら)
「ゆっくり…頑張ろうね」だって…。ゆっくりってあといつまでなんだろう…。(先生の言葉に少し本音がでてしまい少し焦って「でも、私頑張るから。」と口にして)
..大丈夫、一緒に頑張ろう、な?
(落ち込む彼女をゆっくりと抱きしめては、)
...深呼吸、ほら、大きく息吸って..
(発作がでかかっているのだろうか、息が荒い彼女の背中をさすって。
...あのな、少し落ち着いて聞いてな、...もう、美空の心臓は限界なんだ。
(手術するしかない、という節を伝え、そして、成功確率は32%と告げて、彼女の頭を撫でた。)
うん。(コクリとうなずきながら相手に微笑み
…私ね…知ってたよ。治らないことも、命がもうすこしだってことも…。(顔を伏せながら声を震わせて相手に伝え)
だけど蒼にぃがいたから…もう少し頑張ろうって…思えたんだよ。(涙をこらえながらも微笑んで)
(荒々しく呼吸する妹が痛々しい。背中を撫でつつ、ゆっくりと膝の上に載せた。)
....ごめんな、..俺が..変わってやれたら、、っ、
(少し悔し気に顔を歪めて、
...大丈夫、..俺と一緒に頑張ろう..?、
(と彼女の頭を撫でつつ続けて。/)
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