千早 2013-02-13 19:30:42 |
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これはあの子が女でボクが男!?!~二章~の続き物です
少しダークとえろい内容になっていますから苦手の人は気をつけて下さい
あの子が女でボクが男!?!~三章~
朝の日差しが部屋に入って来たのに気がつてもう朝だと言う事に
気がついた
「・・・結局、眠れなかったな・・・」
ふと自分の体を見て昨日から体の変化がない事にため息をつく事も
出来なくてぼ~と見つめていた
「やたの鏡も割れてこのまま戻らないのかな・・・」
なんだか何にも考えられずに涙を流す事も出来ずにただ呆然とする事しか
出来なかった、ただ元の体に戻れないと悲しい現実だけは頭ではわかっていた
凄く絶望的に悲しい時は涙も出ないんだなって思ったのを思って、なんだボク
絶望しているのかって自分の事ではないように思えた
「亜夢ちゃん、もうそろ起きないと学校遅れるよ」
とお母さんの呼ぶ声が聞こえたけどボクは起きる気力も返事する気力も無くただ
ぼ~とベットで横たわたっている事だけしか出来ないでいたらお母さんが二階に
上がって来た
こんこん
「亜夢ちゃん、入るよ」
返事をしないでいたら部屋に入ってきた
「どうしたの、昨日帰って来てから変よ」
「・・・・・・・・・・・・・」
「何かあったの、亜夢ちゃん?」
「・・・・・・・・・・・・」
「は~わかった、今日は休みなさい」
それからボクは数日ご飯も食べず学校にも行かずに魂が抜けたみたいにぼ~と
しているとなでしこや学校の先生やクラスメートとが心配して家に来てくれたが
会いたくないって言って会わずに帰ってもらったけどある日の夜、部屋の
窓ガラスが開いたのに気がつきそちら方を見つめるとなでしこが入って来た
「こんばんは、亜夢ちゃん、心配でつい会いに来てしまったわ」
「なでしこ・・・」
「でも久しぶりに亜夢ちゃんの部屋に来たわね、こんな夜遅く亜夢ちゃんの部屋
に来るなんてまるでわたくしが亜夢ちゃんに夜這いに掛けているみたいですわ」
「・・・・・・」
「あっそうだ、例の鏡、全国で探したらそれらしい所が何件かありましたわ、今
何件かを全て見て廻った所ですわ、でも相変わらず外れでしたが大丈夫必ず
見つかりますわ」
ぼっ~となでしこの言葉を半分以上聴かずになでしこを見つめていた
・・・なでしこは女らしいな・・・女の子なんだから当たり前か・・・
でもなでしこは男に何でならなかったのかな・・・ボクはなったのに・・・
許せない・・・ボクだけ男になるなんて・・・
「許せない・・・」
「えっ」
気がついたらなでしこに覆いかぶさっていた
「ボクだけ男になるなんて可笑しいよ!、なでしこも本当は男に
なっているんでしょう!」
「亜夢ちゃん・・・」
「今から確認させて!」
ボクはそう言うとなでしこの着物をぬがした
すると女の子らしい体があらわした
「・・・・・・・」
なでしこは黙ってボクを見つめていた、なでしこが何を考えているのか
わからなくて…それがたまらず怖くて、なでしこのその表情を崩したくなった
「そんなすました顔をしていたらボクの気が落ちつくとも思ったの
ボクがなでしこの事を乱暴してもその表情でいられる」
なでしこが何にも嫌がらないでボクを見つめているのに腹がたって意地悪を
言ってみた
「・・・亜夢ちゃんが望むなら構わないわ」
なでしこは真っ直ぐボクを見つめていた、それがますます腹が立った
「ッ!?!ボクを馬鹿にしているの?やるって言ったら必ずやるんだからね!」
「うん・・・いいわよ・・・」
ボクはそんな態度がなでしこに無責任な言葉に頭に血が上った
「そう、わかった、なでしこがそう言うならするよ、後悔しても知らないからね!」
そう言うとなでしこの胸を両手でわし掴みして一回揉んだ
「・・・・・・」
なでしこはただじっとボクを真っ直ぐ見つめていた、なでしこがなぜ抵抗しない
のか本気を出したらボクなんか軽くあしらえるのにわからなくてただ声を
あらわにするしかできなかった
「何でよ、何で何も言わないのよ、嫌がったり、軽蔑したりしないのよ!」
「それは・・・亜夢ちゃんの悲しみも絶望も解るのに何もできないから、ただ
亜夢ちゃんの感情を受け止める事しかできないから、それだけしかわたくしには
できないから、亜夢ちゃんが少しでも元気になってくれるのならたとえわたくしの
体がどうなってもかまわないから・・・だからよ・・・」
「なっ!」
ボクにはなぜそこまでなでしこがボクの為にする解らなかった
「何でよ、何故そこまでなでしこはボクの為にするの、ボクはなでしこに
感謝されること何にもしていないのに、なぜよ、なでしこの考えている事が
わからないよ!」
「亜夢ちゃんは解らないと思うけど何時もわたくしの心を救ってくれていたのよ」
「そう言われてもさっぱり解らないよ!
お願い…今日は帰って…」
そう告げるとなでしこの反対方向を向いて泣いたあの日から悲しいのに泣けないで
心が麻痺していたのになでしこの心に触れて初めて涙が流れた
「いいえ・・・帰らないわ、それが例え亜夢ちゃんに殺されたとしても汚された
としても絶対帰らないわ」
「お願い・・・これ以上ボクを苦しめないで・・・」
「ごめんなさい、でもわくしがもう一人になるのは嫌だから帰れないわ」
「そんなのボクに関係ないよ・・・それにボクがいなくてもなでしこには友達が
沢山いるじゃない・・・」
「本気でわたくしに接してくれるのは亜夢ちゃんだけよ、亜夢ちゃんに出会うまで
本当の意味でわたくしは一人だったのよ、だからお願い、わたくしを一人にしない
で、一緒にいさせてお願いだから・・・」
なでしこはそう言うとボクの背中にしがみついてすすり泣いた
ボクはあの何時も落ち着いて笑顔を絶やした事がない涙とは無縁だと思っていた
なでしこを泣かしてしまった事にこれまで感じた事が無い位に胸が痛くなった
「ごめん…なでしこ…ボク、自分の事しか考えてなかった…まさかなでしこが
ボクの事でこんなに思い悩んでいたなんて思いもしなかったから…ボクもう少し
頑張ってみるから、お願い泣き止んで、ボク、なでしこにこんなに泣かれたら
どうしていいのかわからないよ…」
ボクは小さな子をあやすみたいになでしこを優しく抱きしめて背中をさすった
「ぐすん…ごめんなさい…あむちゃん…でもいつもと立場が逆ね…こんなふうに
あむちゃんに優しくあやしてくれるならたまに泣いてもいいわね…」
そう言うとなでしこはおどけるみたいに笑顔で微笑んだ
泣いた目がはれていたがなでしこの笑顔がとても綺麗でボクはなでしこに
笑っていて欲しかったんだと実感した
「もぅなでしこ、そう何回も泣かれていたらボクの体がいくつあっても足りないよ
それに今回は特別だよ」
「あら、残念…あむちゃんに甘える口実になったと思ったのに…」
「そんなに残念がられても駄目、それになでしこには…うんん、やっぱり
何でもない」
「あら、そんな所でごまかせられたら気になるわ、それがわたくしの事なら
なおさら教えてほしいわ」
「駄目、これだけはいくらなでしこでも教えられないよ///」
「そう言われたら是非にも聞き出したいけれど、今日は久しぶりに照れている
あむちゃんの姿を見られたから今はそれだけで十分満足ですわ」
「ほっ」
「…あむちゃんは無理やり会いに来たわたくしの事嫌いになりましたか?」
「正直に言うと最初になでしこが来て話したしているうちに憎しみていうか
妬ましく感じていたのは事実だよ」
そこまで言うとなでしこは少し悲しそうにした
「でもね、その後になってなでしこがボクの事をどう思ってか気づかされたから
だからなでしこに感謝しているんだよ、もしかしたらなでしこが来なかったら
ずとあのままだったかもしれないから…」
ボクはこんなになでしこが支えられていたんだと実感した
「そんな事無いわ、おむちゃんならわたくしがいなくてもちゃんと立ち直れましたわ
それに今回はわたくしが寂しくていてもたってもいられなくてしたようの物ですわ
ですからあむちゃんに感謝されるような立派なものではないですわ」
「それでも感謝するよ、ボクがそうしたいから…ありがとう、なでしこ」
「あむちゃん・・・どういたしまして」
ボクはふと時計を目にやると時計の針は夜の10時を指していた
「もう夜の10時なんだ・・・気がつかなかった」
「ええ、本当ね、もうこんな時間なのですわね・・・
そうですわ、今日はあむちゃんのお家に泊まって帰って宜しいかしら?」
「えっなでしこが家に?その、別に駄目じゃないけれども、でもどうして急に?」
「それは久しぶりにあむちゃんとお泊まり会がしたくなったからですわ、それに
本当はあむちゃんに会えなかった分のあむちゃん養分を補給したいからですわ」
「ボクの養分て一体(汗)」
「あら、わたくしはあむちゃん養分がなかったら死んでしまうのですわよ」
「何だかもう、何処から突っ込んでいいのやら・・・」
でもなでしことお泊まりか・・・そう言えばした事が無かったな・・・
なんだか始めてのお泊まり会ってどきどきするかも
「仕方がないな、まぁ良いよ、泊まっていっても」
「流石あむちゃんですわ、だからあむちゃんの事好きですわ」
「っ///もうなでしこ所構わずすきとか言わないでよ、恥ずかしいじゃない」
「あら、わたくしはただ自分の感情を表に表しているだけですわよ
あむちゃんが恥かしる事ではありませんわ」
「そうだけど・・・でもやっぱり恥かしい者ははずかしいの」
「いくら恥ずかしがっても言うのは止めませんわ、だから諦めてね」
「は~なでしこは意外と頑固だから諦めないと駄目か・・・」
「ええっ諦めて、あむちゃん」
「あっお布団はどうしようか、今からお母さんを起こして布団をひこうか?」
「それには構いませんわ、あむちゃんと一緒の布団で寝ますから」
「駄目駄目無理、それはいくらなんでも一つの布団で眠るなんてありえないから」
「あら、どうしてかしら、同性が同じ布団で眠るのは良くある事ですわよ」
「そうかもしれないけれども、もし間違いが起きたら嫌だし」
「あら、じゃあ、あむちゃんはわたくしと一緒に寝たら襲うのかしら」
「そうじゃないけれども・・・でも・・・」
「ほら諦めて、わたくしは一度言った事を変えないのを知っているでしょう」
「うぅ・・・わかった・・・今回は諦める・・・
あっなでしこ、パジャマとか持ってきていないんでしょう、良かったら、ボクの
パジャマ使ってよ」
「ええっわかったわ、借りるわね」
そう言うとボクの手渡したパジャマに着替えたのを見ていてボクは思った
は~なでしこってスタイルがいいよね、ボクなんて男になる前でもなでしこ
みたいにスタイルがよく無かったよ
着替え終わったらくるりとボクの方に向き直った
「今わたくしの着替えてるのを見てスタイルが羨ましいと思ったでしょう」
「えっそっそんな事思っていないよ」
「隠さないでいいですわよ、でもわたくしはあむちゃんのスタイルはすきですわよ」
「なっそんなのなでしこがもし男でそんな事を言ったら犯罪だよ」
「あら・・・ごめんなさいね」
そう言うと少し笑いながら謝った、なでしこったら全然申し訳なさそうだし
「もう寝よう、なでしこ」
「ええ、じゃあ、失礼するわね」
そう言うとお布団にもぐりこんで来た
「ふふっあむちゃんの顔が近いわね」
「ちょっと、なでしこそんなに顔を覗き込まないで、恥ずかしいから」
「わかったわ、では止めるわね」
「ほっ
所でなでしこ、明日から学校行くよ、このままではいけないと解っているから」
「そう…そうね…それがいいわ」
「うん、だからもしおじげつきそうになったらボクを支えてね」
「ええ、わかったわ、いつでも支えになってあげますわ」
「うん、お願いね、なでしこ
今日はもう遅いからもう寝よう」
「そうですわね、お休みなさい、あむちゃん」
「うん、お休み、なでしこ」
そう言うとボクはおもむろに目を閉じて眠りに落ちていきながら隣にいるなでしこ
から甘いいい香りがするかもって何故かどきどきしながら眠りに落ちた
~続く~
PS:この小説は今年の一月に亡くなったお婆ちゃんにささげます
「この子はまた魔女の本を読んでいるのね」
「だってすごいんだよ、魔女はみんなの願いを叶えてくれるんだよ
いつか魔女に出会って願いを叶えてもらうんだ」
「会えるといいね」
「うん」
それは無邪気な子供の願いだった
~ささやかな願い~
「どうしよう、見つからない、やっぱり噂だったのかな」
あたしはかれこれ二時間くらい森の中をさまよっていた
「でもどうしても会わないといけないのに」
そう私はあきらめるわけにはいけないのよ
それに時間が無いし
「カ~~カ~~」
「大変、羽をカラスが怪我している!?!」
鞄から小さい携帯の救急箱をだしてカラスを抱きかかえると
ペットボトルの水で傷口を洗い流すと馬の油を傷口に塗り包帯を羽に巻き
「ごめんね、応急処置しかできなくて
ほっとくわけにはいかないし連れて行った方がいいよね」
カラスを抱き上げると周りを見渡すとふと前方に古い家があるのに気が付き
「あれ?さっきまでこんな家はなかったはずなのに」
家に近づきドアをノックするとドアがゆっくりと開き
「おじゃまします」
家の中に入ると椅子に頭から黒のロープをかぶった黒のワンピース着た
9歳くらいの小さな女の子が座っていた
「本当は会うつもりはなかったんだけれども
キー君を治療してくれたお礼に会ってあげることにしたんだよ」
「キー君ってこの子のこと?よかったね、飼い主さんに会えて」
キー君を女の子に渡し
「でアリスにどういう要件なの?」
「あの、失礼ですが魔女でしょうか?」
「うん、アリスは魔女だよ」
「でしたらお願いします、助けてください
お婆ちゃんがすい臓がんで半年の命と言われたんです
お婆ちゃんは年で手術もできなくてガンの薬も使えない状況で
もう魔法しか頼ることしかできなくて」
泣きそうで俯いているとアリスはすまなそうに
「ごめんね
魔法は万能ではないんだよ
魔法で怪我や病気を治したり、命を蘇らしたり、人の心を操る事はタブーとされていて
必ずなんだかの災いがふりかかりしかも魔法も上手くいくことはめったにないんだよ
それに死ぬ病気の場合は寿命がかかわっているから
病気が治ってても死ぬ時期はのばせないんだよ」
「そんな、それじゃあ、ここにきたのは無駄だったの?
せめて歩きまわせるようにしてあげたかったのに・・・」
「それだったらかなえてあげられないことはないよ」
「本当ですか!?!お願いします
それだけでいいですから動き回れるようにしてください!」
「そのかわりにお姉ちゃんが犠牲にならなければいけないけれどもそれでもその覚悟はあるの?」
「あります!」
「わかったよ、お姉ちゃんがそこまでいうのであればその魔法を使ってあげるね
でもこの魔法は肢体不自由と体力を肩代わりする魔法だから
お姉ちゃんがそのお婆ちゃんと同じ症状になるけれども覚悟できている?」
「それくらいでよろしかったら喜んで肩代わりします」
「それでは願いを叶える代償をお姉ちゃんからいただくけれどもいいよね?」
「はい、覚悟はできています」
「では遠慮なくもらうね」
アリスが私の顔を触るとアリスの手が十秒くらい輝くと手を離し
「うん、これで終わりっと」
「あの、代償はなんでしょうか?」
「それは後でわかるよ
では今からそのお婆ちゃんの所に行こうよ
お婆ちゃんは一緒に住んでいるんだよね」
アリスは六芒星のペンダントをポケットから出すと私の両手でそれを握らせるとアリスも私の両手から上から握り締める
「ではお姉ちゃん、目を瞑ってお姉ちゃんの家の前の場所を思い浮かべて
アリスがいいってて言うまで目を瞑っててね」
「はい」
私は目を瞑ると家の前を思い浮かべると一瞬変な感じがするけれどもそれはすぐにおさまり
「いいよ、もう眼を開けて」
「えっ、ここって?私の家の前?」
呆然といつのまにかついた私の家を見つめ
「ではそのお婆ちゃんの所に案内して」
「はい」
私の家のドアを開けると中に入り靴がお婆ちゃんのしかないのに気が付き
「良かった、家にはお婆ちゃんしかいないんだ」
そのままお婆ちゃんがいるはずの和室に向かい
「お婆ちゃん、ただいま」
「おかえり」
私の手を掴むとお婆ちゃんは自分の両手で撫でて
「冷たい、可哀そうに、寒かったでしょうね
でそちらの方は誰なの?」
「こちらの方は病院の先生です」
「そうなんだよ、アリスはお医者なんだよ
お婆ちゃんの体を動きやすくしてあげるね」
「う、うん、そうなんだよ、今より動けるようになるから安心して」
「もう、この子は優しんだから、不自由の体なんか気にしてないのに」
「でもすぐすむから一度でいいから先生の治療をうけて
せっかく先生もきてくれたんだから」
「そうね、せっかくきてくれたものね、なら治療を受けてみるとするよ」
「ありがとう、お婆ちゃん、じゃあ、先生、お願いします」
「うん、アリスにど~~んとまかせてね
それじゃあ、この毛布の上で横になって目を瞑って、お婆ちゃん」
魔法陣が二つ書かれた大人が二人寝そべられる大きな毛布を床に引いて
「これで大丈夫?」
「うん、それでいいよ、お姉ちゃんも」
「は、はい」
「それじゃあ、始めるよ、体が少し暖かくなると思うけれども絶対に動かないでね」
「ん…」
体が熱い、息も少しつらくて体もおもくそれに体全体が痛くてなって
これがアリスちゃんの言っていたお婆ちゃんの肩代わりするってことなんだね
でもこれくらいお婆ちゃんのことを思えばどうってことないと思えた
そうこうして二十分後、体の熱さがおさまった時に
「お疲れ様、眼を開けていいよ」
終わったんだ、お婆ちゃんの体はどうなんだのかな?
私は心配で動きにくい体をどうにかおきあがらすとお婆ちゃんの方を向き
「お婆ちゃん、体の調子はどう?」
お婆ちゃんは立ち上がって少し歩いてみせた
「いいよ、先生に診てもらう前から比べると見違えるようだよ
これだったらどこにでも出かけられるよ」
「良かったね、お婆ちゃん、これで鹿児島にもいけるね」
「これも先生達のおかげね
でもこの子は遠いところまで先生を迎えにいって本当に優しんだから」
お婆ちゃんは私を優しく抱きしめてくれた
「それじゃあ、お婆ちゃん、アリスは帰るね
体の調子が悪くなったらアリスはまたくるから」
「アリスちゃん、玄関まで送ります」
「いいよ、そんなの、それに今のお姉ちゃんに無理をさせられないしね
じゃあ、またね、お姉ちゃん、それにお婆ちゃんも」
にっこり笑いかけるとそのままかけるように部屋を出て行った
それからしばらくして出かけていたお母さんとお父さんが帰ってきた
お婆ちゃんが普通の人と同じように歩き回れるのになっていたのを
少し驚いていたけれどもすぐに喜んでくれてそれからまもなくしてから
お婆ちゃんと親族の鹿児島での食事会が決まりあれというまにでかけていった
私はというとこの体のことを知られなくて鹿児島にはついていかなかった
帰ってきたお婆ちゃんの話を聞いていると凄く楽しかったらしくて
お婆ちゃんはすごく喜んでいた
体はつらかったけれどもルミナリエにもお婆ちゃんと私と家族みんなで歩いて
この幸せが続けばいいなと考えられずにはいられなかった
それから一月の終わりころに朝起きたら私の体の少し不調がおさまっていた
それが少し不思議に思えたけれどもどうしてもはずせない用事があったために
家を後にした、それからしばらくしてから家から電話があってお婆ちゃんが
亡くなったのを聞かされた、すごく悲しくて泣きたくてうずくまったけれども
涙が流れなかった、これがアリスちゃんの言っていた代償だと気が付いて
お婆ちゃんが亡くなった事が悲しくてでも泣けないことが凄くつらくて
気がどうにかなりそうで、それから葬式の時ももっとつらくて
それからしばらくして叔母さんの家族と私の家族と集まって食事会を開かれました
葬式でお婆ちゃんのために泣いてあげられなかった私は申し訳なくて
でも実は叔母さん達がそんな私に気遣ってくれて開いてくれたのだと知り
しかもお婆ちゃんがお母さんに私のことは本当に優しい子だって
自分のために魔女と取引までしてこんなにも体が動けられるようにしてくれて
自分入れ替えに体が不自由になるのを恐れないで、すごく感謝しているって
ありがとうって言っていたんだとしり
胸が熱くなりお婆ちゃんの言葉と親族の心使いが嬉しくて嬉し泣きをした
そしてアリスちゃんの優しい心使いに気が付いた
あなたはこんなにも皆に愛されているんだよっその涙は悲しい時ではなくて嬉しい時に
涙を流すんだよって言っているようだった
~終わり~
き、期待はしないで下さい…
僕らのこれから先のことなんて
まだ誰にも解らないさ
そんな難しいことなんて考えないで
今を楽しく生きて行こうよ
一回きりの人生なんだ
楽しまなくてどうすんの?
自分の人生なんだ
好きにしてもいいじゃないか
いつか僕らにも終わりがくる
その日がくるまで一緒に歌おう
この広い青い空に届けよう
“幸せ”という永遠の歌を
僕らに終わりがきたときに
『楽しかった』って
笑顔で言えるように…
ああああぁ…なんかすみません!
こういうの好きなんで
千早さんは小説かくの上手ですね!
尊敬しちゃいます!
私は全然です…さっきの見てわかったと思うけど…
gdgdです…
>みおさん
そんなことないですよ///
私みおさんの詩好きですよ
気が向いたりいですからまた詩を書いてくださいね
では次はハンターハンターのBLを書きますね
ハンター×ハンターのキルアの視線から書いたBL物です
~強引の愛~
俺キルア=ゾルディックには尊敬する兄貴がいる、長男でイルミ=ゾルディックといってたぶん兄貴には一生かなわないと自覚している
「兄貴、早かったな、もう仕事は終わったのか?」
「終わったよ、キルア、いい子にしていたかのかな?」
そういって頭をなでられて恥ずかしくて兄貴の手をはけのけて
「撫でるな!俺はそんな子供じゃないんだからさ!!」
「大人に扱ってほしいのならこういうことをしてもいいってことかな?」
「こういうことってなんだよ!!」
「こういうことだよ」
「んっ!?!」
まじかで俺の顔を覗き込んでからいきなり兄貴の口が俺の口をふさぐと十秒くらいするとはなした
「な、な、な、なにするんだよ、兄貴!?!」
「キルアは大人扱いされたかったんじゃなかったのかな?」
「確かにそうだけれども、だからっていって何でキスをするんだよ!」
「わからないかな~~?」
「わからないから聞いているんだろ!!」
「それはキルアが自分で考えるんだね」
そういいながら自分の頭をなでる兄貴の手が気持ちよくてでもむかついて
「は~~!なんだよ、それは!!て頭をなでるなって!」
「なぜだかわかるようになったらなでるのをやめてあげるよ~~」
そういうとなでるのをやめて兄貴は去って行った
でもそんなのわかるわけないだろう
兄貴の言ったことがわからなくて心がむしゃくしゃやきもきしていたあるとき
兄貴相手への一通の手紙を見つけた
どうやらそれは女からのラブレターらしくて可愛らしい封筒に入っていた
なんだよ、兄貴、モテるのかよ、あ~~もうむしゃくしゃするぜ
なんなんだよ、いったいこの気持ちは、俺もしかして兄貴のことが好きなのか?
は~~!?!ありえねえって兄貴と俺は兄弟で男同士なんだぜ
絶対違うって、でも兄貴のキスの意味はこのような意味なのか?
は~~わからないぜ、俺は兄貴のことが好きなのかどうかをさ
そんなある日、仕事から帰ってきたときに兄貴に質問された
「答えは見つかったかたのかい」
「もしかして兄貴は俺のことが好きなのか?」
「キルアの思うように解釈してもらってかまわないよ
ではキルアは俺のことをどうおもっているのかい?」
「そんなのいえるかよ!!」
俺は照れながら横を向くと兄貴は俺の顔を覗き込んで
「言わなかったらもう一度キスをするよ」
「かってにすればいいだろう!んっ!?!」
兄貴は俺の口にキスをしてさらに舌をいれられた
「いきなりキスするな!?!」
「嫌だったのかい?」
「そういうわけではないけれどもさ、だからってキスは恋人とするものだろ!」
「それじゃあ、俺の恋人になってもらうよ」
「なっ!横暴だ、兄貴!」
「言っとくがキルアに拒否権は無いからね」
こうして俺はなきくずしてきに兄貴の恋人になった
つくづく俺は兄貴にはかなわない実感した
~終わり~
D.C(ダ・カーポ)の芳乃さくらの視線から見た作品です
~始まりは桜色~
ボクには昔から居場所がなかった
外国にいた時は日本人とのハーフのせいか他の人と距離を感じていた
だからボクはおばあちゃんの住んでいた初音島に来た
でもココではおばあちゃんとボクの事でいじめられた
ボクの事はともかく大好きなおばあちゃんの事を悪く言う人は許せなかった
だからそんな人といつも喧嘩した
でも女の子のボクは男の子に勝てるはずなくていつも負けて泣かされていた
「さくら、また男の子と喧嘩したんだって
駄目じゃよ、さくらは女の子なんだから」
「だっておばあちゃんの事悪くいうから、それがどうしても許せなかったんだもん」
「そんな餓鬼のたわごとなんかいわれてもわたしはきにしわせんよ」
そう言うと顔をしわくちゃにして微笑んでボクの頭を撫でてくれた
ボクはお婆ちゃんの微笑んだ顔と撫でられるのがとても好きだった
「おやっいつもの子が来たみたいだね」
「えっ」
おばあちゃんがそう言って道路のサクのほうを見つめると知らない男の子がいた
「その子誰?」
「この子はね、あたしの孫ちゃよ
ほら、いつも面倒を見ている音夢ちゃんて言う妹みたいに仲良くしてくれぬかね」
「っ!?!あんなの妹じゃないやい」
そう言うと怒りあらわにした
ボクはとても怖くてお婆ちゃんの後ろに隠れた
「お婆ちゃん…怖い…よ…」
「なんだよ、まったく…」
「まったくしかたがないね、あたしゃ知らないよ
あとは二人でどうにかおし」
そう言うとお婆ちゃんは眠ってしまった
「そんな…」
その子の事がとても怖くてボクは泣きそうになった
「そんなに怖がるなよ」
「いじめない…?」
「なんだ、お前、いじめられているのか?」
「う、うん」
もう、嫌だ…家でも苛められるなんて…
ボクは悲しくて泣き出しそうになった
「あ~うざい、もう泣くな!」
そう言うと手のひらから饅頭をだした
「あっお婆ちゃんと同じだ…」
「なんだ、知っていたのか」
そう言うとボクにその饅頭をくれた
「ほら、お、え、えっと…お近づきの印だ」
「ありがとう♪」
ボクは嬉しくてつい笑顔になった
「なんだ、笑った顔は可愛いじゃないか///」
そう言うと男の子はなぜか顔が赤くなりました
なぜだろう?
「そう言えば自己紹介がまだったな
俺は朝倉純一だ」
「純一お兄ちゃん…(ボソッと)」
ボクは小声で囁いた
「ボクは芳乃…芳乃さくら…」
「さくら…さくらんぼうみたいだな
そうだ、これからさくらの事さくらんぼうというな」
「なっ!?!」
さくらんぼうなんてあんまりだよ~
「よろしくな、さくらんぼう」
そう言うとボクの頭を撫でてくれた
その撫でられた感触は乱暴だったけどボクは不思議と嫌いにはなれなかった
「うん、よろしくね」
「遊びに行くか?」
「えっいいの?」
「ばあちゃんに頼まれたし…かったるいけどな
特別に秘密基地に案内してやるよ」
そう言うと純一君はボクに向かって手を差し出してくれた
「うん♪」
そう言うとボクは純一君の手を重ねた
そのつないだ手があたたくてボクはドキドキした
それから純一君と一緒に家を後にした
「ついたぞ」
「うわ~~~、凄く大きな桜の木だね」
目をきらきらさせる
「ココは俺のお気に入りの場所なんだぞ
他の奴には教えるなよ」
「うん、わかった、ボクとお兄ちゃんの秘密だね♪」
「ああ、そうだ」
純一君とボクの二人だけの秘密…
なんだか、そんなのいいな♪
それから遅くなるまで遊んだせいで家に帰るのはひがすっかり落ちていた
でも次の日学校に行くのはまた意地悪されると思うと気がおもかった
でも学校の教室で昼休みに純一君が後ろから話しかけられた
「よ~~さっそく遊ぼうぜ、さくらんぼう」
「お兄ちゃん!?!どうしてここにいるの?」
「どうしてってさくらんぼうと遊ぶためだよ、一応お婆ちゃんに頼まれたからな」
「で、でも…」
不安そうに周りを見渡した
ボクと仲良くしたらお兄ちゃんも虐めれるんじゃないかと思って
「なんだよ、嫌なのか!」
「嫌じゃないけれども、でも学校でボクと遊んだらお兄ちゃんも虐められるよ」
「そんなの関係ねえよ!俺がさくらんぼうと遊ぶって決めたんだからな」
「もう強引だよ、お兄ちゃん、でもどうなっても知らないよ」
そういいながらお兄ちゃんの手を取るとクラスの男子がからかってきた
「なんだよ、お前、さくらと遊ぶなんて変わっているな
そんな奴となんかと遊ぶなよ、もしかしてさくらの事がすきなのか?」
「なんだ、もしかしてやきもちか?さくらんぼう、可愛いだもんな
お前も一緒に遊んでもいいんだぞ」
「なっ!?!ちげーよ!誰がこんなブスで根暗と遊ぶかよ!
大体さくらは生意気なんだよ、外国人とハーフの癖にさ
さくらなんていなくなればいいんだよ」
ボクは悲しくて俯いて泣きそうになっているといきなりお兄ちゃんがそのクラスの男子を殴り飛ばした
「さくらんぼうのことを悪くいうな!謝れ!謝れよ!!」
「なにしやがる!!」
それから殴り合いになってそれは先生が止めにはいるまで続いた
ボクはお兄ちゃんがかばって本気で怒ってくれた事が嬉しくて涙が止まらなかった
そして気がつくとお兄ちゃんに恋してる自分に気がついた
~続く~
これは始まりは桜色の続き物です
D.C.の芳乃さくらの視線から書いた作品です
~ボクの気持ち~
~保健室~
「あ~~もう、いてえな~~」
「もうお兄ちゃんは無理しすぎだよ
僕はあんなこと言われても気にしなかったのに」
僕は消毒液を綿で濡らしてお兄ちゃんの傷口を消毒して
「別にさくらんぼうのためではないぞ、俺が腹立っただけだ」
「お兄ちゃんは優しいね」
そんなお兄ちゃんだから僕は好きになったんだえれどもと思いながら
お兄ちゃんの顔を見つめ
「ん?どうしたんだよ、俺の顔なんか見つめて?」
「な、なんでもないよ、ほら、手当終わったよ」
顔を赤らめながら絆創膏を強く傷口に張り
「痛~~叩くなよ~~!」
「あっごめんね、でもお兄ちゃんは男の子なんだからこれくらいでさわがないでよ」
「誰のために喧嘩したと思うんだよ…昼休みもう少ししたら終わるな…」
「うん…」
「さくらんぼう、放課後遊ぶから昨日会った縁側で待っていろよな」
「あんなことあったのに僕と遊んでくれるの?」
「当たり前だ、俺がさくらんぼうと遊びたいんだからさ
じゃあ、昼休みが終わるから俺は教室に帰るな」
「うん」
お兄ちゃんを後ろ姿をどきどきしながら見送ると
お兄ちゃんに聞こえないように小声で「お兄ちゃん、好きだよ」て呟き
~縁側~
「お兄ちゃん、早く来てくれないかな」
僕はわくわくしながら縁側に座りながら足をぶらぶらさせていると木の茂みから
お兄ちゃんが顔をだし
「悪い、さくらんぼう、遅れた、さっそく遊ぼうぜ」
「うん」
お兄ちゃんの手を取ろうとすると木の茂みの端っこに同じ年くらいの女の子が
控えめにこちらを見つめているのにきがつき
「あれ、お兄ちゃん、その女の子、誰なの?」
「げっ音夢!家で大人しくしていろよ」
「で、でも、音夢もお兄ちゃんと遊びたいから…」
音夢ちゃんが咳をしながらお兄ちゃんを不安そうに見つめているのを見て
この子も直感的にお兄ちゃんが好きなんだと気が付いて胸がずきんと痛くなり
「嫌だよ、お前は家で大人しくしていろよ、音夢は体が弱いんだからさ」
「嫌…お兄ちゃんと遊びたい…」
音夢は咳をしながらお兄ちゃんの服を掴んで
「お兄ちゃん、音夢ちゃんも一緒に遊ぼうよ、置いておきぼりは可哀そうだよ」
「さくらんぼうがそういうなら…
でも体調を悪くしても俺は責任はもたないからな」
「うん…ありがとう…」
「じゃあ、行こう、音夢ちゃん」
「うん」
音夢ちゃんが明るい笑顔で僕の手を握り
「さくらんぼう、言っておくが秘密の場所は音夢には教えるなよ」
「えっ?でも別に音夢ちゃんに教えてもいいと思うよ」
「絶対嫌だ、教えたら絶交だからな!」
「えっ?お兄ちゃんと絶交は嫌だよ…」
僕は悲しそうに涙をためて俯くと
「だったら絶対教えるなよ」
「うん…」
僕はぶっきらぼうにそこまでお兄ちゃんは拒絶するのがわからなくて
「なら公園ならいい?」
「それならいいぞ、行こうぜ、さくらんぼう」
「うん、音夢ちゃんも」
「うん」
お兄ちゃんに握られた反対の手で音夢ちゃんを握り締めると音夢ちゃんの
明るい笑顔で僕を見つ返してくれてそれから公園に僕達は走り出した
それから音夢ちゃんは何回も苦しそうにするけれども一生懸命についてきてくれて
何でこんなにも一途な音夢ちゃんのことをお兄ちゃんはじゃけにするのか不思議だった
でも少しほっとしたお兄ちゃんは音夢ちゃんの事を恋愛感情を持っていないことを
そんなことを思う僕は音夢ちゃんに悪いと思い自己嫌悪におちいった
それから何回かお兄ちゃん達と遊んで月日がたってある日、その日はお兄ちゃんが
遊びにきてくれなかったのでお兄ちゃんの家に行っても音夢ちゃんは居てもお兄ちゃんは
留守で公園とかそこらへんを探してもいなくて見つからなくて
途方にくれているとふとある事を思い出して
「もしかしてあそこかな?」
~大きな桜の木~
それから秘密の場所にある大きな桜の木のあるところに向かうとお兄ちゃんは
桜の木によりかかって眠っていた
「お兄ちゃんの寝顔、可愛い」
僕は眠っているお兄ちゃんの寝顔を覗き込んでいるとお兄ちゃんは
うっすらと目を開けて僕の顔を見つめ
「う…ん…さくらんぼうか…?」
「うん、お兄ちゃんが遊びにきてくれなかったから心配になって探しにきたんだよ」
「そうか、俺、眠っていたんだな」
お兄ちゃんは目をこすり大きくあくびをすると立ち上がるとお兄ちゃんが
桜の木の陰から咳をしながら僕達を見つめている音夢ちゃんに気が付き
「音夢!?!何でいるんだよ!まさか、さくらんぼうが連れてきたのか?
約束をやぶったな!」
「僕は知らないよ、確かに音夢ちゃんとはお兄ちゃんの家で会ったのは本当だけれども
すぐに別れたから」
「ご、ごめんなさい…お兄ちゃんが心配でさくらちゃんの後をついていって…」
「やっぱりさくらんぼうのせいではないじゃないか!!」
「ご、ごめん…お願いだから僕の事嫌いにならないで…」
悲しくて俯いていると
「知るか!あ~~もう、俺帰るからな!」
「お兄ちゃん…待って…」
音夢ちゃんが咳をしながらお兄ちゃんの後ついていくと
「音夢!俺についてくるな!」
お兄ちゃんは走って桜の木の場所去って行った
残されて僕と音夢ちゃんは悲しくてわんわん涙を流して泣いた
それからはお兄ちゃんは怒っていたのか遊びにきてくれなかった
学校でもお兄ちゃんと会えない時期が続いた
~さくらの家の縁側~
その日はお婆ちゃんの膝の上で座っていた
この膝の上が凄く好きだった
「さくら、最近純一を見ていないけれどもちゃんと仲良くしているのかい」
「お兄ちゃんと喧嘩した…きっと僕の事嫌いになったんだよ…」
「さくらの事嫌いになる人はおらんよ、こんなにさくらは可愛いんだから」
「僕は可愛くないよ…」
「可愛いさ、なんたって若い頃の私にそっくりなんだからさ」
「うにゃ!それは可愛くないよ」
「この子はなんてことを言うんだろうね、そんな悪いことを言う口はこの口か?」
お婆ちゃんは僕の顔を両手で揉みくちゃにし
「うにゃうにゃうにゃ!僕は可愛いよ、凄く可愛いな~~」
「証拠の写真は確かあそこにあったはずじゃ」
「うにゃ!いいよ、写真なんか見ないで!」
そんなの見せられたら僕立ち直れないよ~~
「まあ~~いいわ、あそこから出すのも面倒だし」
「ほっ」
「私がいつまでもいられるとはきまらないんだからちゃんと純一と仲直りしなさい」
「無理だよ…僕はそんなに強くないよ…」
「困ったわね、この子は」
わしゃわしゃと顔をゆがめて笑いながらお婆ちゃんは僕の頭をなでてくれた
その顔と撫でてくれる手が好きだった
この時がいつまでも続くと思っていた
~教室~
先生が突然教室に飛び込んできた
「さくら!大変だ、家からお婆ちゃんが亡くなったって連絡があったぞ」
「そんなの嘘だよ…お婆ちゃんが死んだって…」
呆然として何も考えられなくてふらって床に倒れた
それから目覚めた僕は家に帰って亡くなったお婆ちゃんに会ってその現実を
受け止めると悲しくて僕は秘密の場所に駈け出して桜の木の前でわんわん泣いた
いつの間にか後ろにお兄ちゃんがいるのに気が付いて僕は涙を流しながらお兄ちゃん
の方を向くと
「お兄ちゃん、どうしよう、お婆ちゃんが亡くなった、僕一人になっちゃったよ
一人は嫌だよ、寂しいよ」
お兄ちゃんは僕を優しく抱きしめてくれて
「俺がそばにいてやる、お婆ちゃんのかわりにずっとそばにいてさくらんぼうの事
守ってやる」
「本当に僕のそばにいてくれるの?」
「もちろんだ!」
「でもお兄ちゃんは怒っていて…」
「もう怒ってねえよ、俺はそこまで心が狭くねえよ
それに俺はさくらんぼうの事が一番大切だからな」
「お兄ちゃん、お兄ちゃん、お兄ちゃん、お兄ちゃん!」
お兄ちゃんを抱きしめ返すと涙を流して大声で泣いた
「もう大丈夫か?」
「うん…ありがとう、お兄ちゃん…」
僕は嬉しくてにっこりと微笑みかえした
「やっぱりさくらんぼうは笑顔の方が可愛いぞ」
「お兄ちゃん…あのね、僕はお兄ちゃんの事好きだよ」
「さくらんぼう!?!」
驚くお兄ちゃんをジーと見つめ
「返事はいいよ、僕がお兄ちゃんの思う気持ちを知ってほしかっただけだから」
「俺だってさくらんぼう事が好きだ!」
「お兄ちゃん、でも音夢ちゃんの事は?」
「音夢はただの妹だ!」
「それは音夢ちゃんの前でも言える?」
「当たり前だ!」
「うんん、きっとお兄ちゃんは言えないよ
そんなお兄ちゃんだから僕は好きなんだから」
「さくらんぼう…」
「だから今はこの関係で満足なんだよ
ありがとう、お兄ちゃん、僕を好きと言ってくれて」
そう今はお兄ちゃんの言葉で頑張られる
それから前を向いてお婆ちゃんを見送ることができた
でもね、お兄ちゃん、いつかせんせいどうどうと音夢ちゃんと僕の
どちらが好きか選んでももらうかね
~続く~
ダ・カーポのさくらの視点から見た作品です
ボクの気持ちの続編です
~思い出は桜色~
~大きな桜の木の前~
大きな桜の木の前にボクはお婆ちゃんの膝枕をされながらこれは夢だとボクは理解した
「さくら、久しぶりね、純一とは仲良くしているのかい?」
「うん、ボクはお兄ちゃんに告白したんだよ、でも恋人にはまだなっていないけれども」
そう答えるボクの頭を優しく撫でてくれて
「そうなのかい?さくらが幸せそうで良かったよ、さくらの事が心配である物を残して
きたけれども必要はなかったかもしれないね」
「ある物って?」
「そのうちわかる事だよ」
頭を撫でる手が気持ちよくてさらに眠りにおちようとするところで突然頬がいたくなり
目をあけるとそこにはボクの頬を引っ張っているお兄ちゃんがいた
「お、やっと起きたか、まったく眠りすぎだぞ」
そういうとやっと頬を離してくれた
「もうお兄ちゃんたら、酷いよ~~頬が伸びたらどうするつもりなの?」
ボクは自分の頬をさすりながら恨めしそうにお兄ちゃん見つめると
「こんなところで眠っているさくらんぼうが悪いんだよ
でももう六月なのに桜はいっこうに枯れないな」
「本当だね、どうしてなのかな」
その時、ボクはまだ異変に気づいていなかった
相変わらずお兄ちゃんはボクに意地悪するクラスメート達と喧嘩して意地悪をされて
ボクはそのクラスメートの事が嫌いだった、だってお兄ちゃんを困らせるから
でもある日そのクラスメート達が階段から落ちて大怪我をした、それがボクが怪我を
させたのだと噂が響いた、その階段から落ちた時にボクがそのクラスメート達
の近くで見かけたからと言われたからです、でもボクは何の事だかわからなかった
なぜならその時はお兄ちゃんと一緒に遊んでいましたから、それから担任の先生が
ボクの家に家庭訪問をしてお母さんにこの事を話してせめられた、ボクは本当に
何もしていないのにこんなこと言われるなんて思ってほんの少し先生を憎んだ
それから次の日先生が事故で入院したと聞かされてその事故をあった現場にボクが
見かけたときかされた、その時ボクは憎んだ相手がみんな怪我をすることに気が付いた
その時お婆ちゃんが言っていた意味が気が付いたこの枯れない桜はボクの願いを悪意に
限らず何でも叶えてくれる亡くなったお婆ちゃんからの贈り物だと、でも同時に
怖くなった、もしお兄ちゃんと音夢ちゃんに危害がおよぶことになると思うと…
そしてその対処法は一つしかないことも…
「もしお兄ちゃんや音夢ちゃんに危害がくわわるとしてその対処する方法があるとして
お兄ちゃんは何でもする?」
「なんだよ、それ?」
「お願い、お兄ちゃん、答えて…」
真剣な表情のボクに気をついて照れながら答えてくれた
「そんなの、決まってるだろう、音夢とさくらに危害があるのなら俺はなんでもして
さくら達からそれを守ってやる」
「お兄ちゃんならそういうと思っていた
でもボクはお兄ちゃんみたいに強くなれないよ…」
「なんだよ、それ?」
「うんん、なんでもないよ、今の忘れて」
ボクは困ったように苦笑いをして少し首をふり
そうだよね、これしかないよね、でもお兄ちゃんと離ればなれになるのは辛すぎるよ…
それからしてふとしたことでお兄ちゃんと喧嘩とは言えないほどの言い争いになった
ただ言葉の行き違いのたわいのない事だった
でも次の日、お兄ちゃんが怪我をしたと知らされた
ボクは目の前が真っ暗になり愕然とした恐れていたことがおきた事に…
それから決意したボクはこの初音島を離れる事に…
親にアメリカの故郷に帰りたいと言ったらあれというまにアメリカの転校が決まった
それからある事をお兄ちゃんと約束することを思いついた
それはささやかなボクの願いで願望だった
それから転校する日、お兄ちゃんに手紙で秘密の場所の桜の木の前に呼び出した
そしたらお兄ちゃんが剣道の防具をつけてバットを持ってあらわれた
「お兄ちゃん、なんで、そんな格好で着たの?」
「なんでって、こんなもの出したからだろう」
そういうとボクが出した挑戦状と書かれた手紙を見せた
「だって時代劇で大事な要件はこうしたら必ず来てくれるんだよ」
「さくらんぼう、その結末はちゃんと見たか?」
「うん?」
ボクは不思議そうに首をかしげた
「それよりも俺、音夢を早く探さないといけないから忙しんだけれども」
「音夢ちゃんなら…うんん、なんでもないよ
それよりもボクはアメリカに転校するんだ…」
「そうなのか?なら会いに行ってやる」
「本当に?一人で飛行機に乗って?」
「アメリカって電車で行けないのか!?!」
「おっちんじゃえ~~~~!!
お兄ちゃんはボクと別れるのは寂しくないの?」
ボクは悲しくて涙をためながらお兄ちゃんを見つめ
「さくらんぼう…」
「お兄ちゃん、お願い、三つ、ボクと約束して」
「わかった」
「一つはまたボクと再会する事」
「約束する、で後の二つは」
「ボクが本当に困った時は助けに来て…」
「それはいまさら約束しない」
「えっ?」
「今までだって助けに行っていただろう
これからだって同じだ、もう約束する必要はない」
「うん…ありがとう、お兄ちゃん」
これからいう事に少しためらった桜の後ろで寝ている音夢ちゃんに悪いって思って
「でも最後の約束は…ちゃんと約束してくれる?」
「約束による」
「ボクとお兄ちゃんが、もう一度会えたら…」
一筋の風が流れて桜が舞い上がり
「その時はボクをお兄ちゃんの恋人にして」
チリン
「ああ、約束する、次再会したら俺とさくらんぼうは恋人だからな」
「そういえば音夢ちゃんを探していたんだよね」
「いやもうみつけた、さっきした鈴ってやっぱり音夢だったんだな」
お兄ちゃんは桜の後に回り込んで眠っている音夢ちゃんを抱え上げた
「お兄ちゃん、今日はもう音夢ちゃんを連れて帰ってあげて
見送りはさっきの約束で十分してもらったから」
「わかった、ならそうするな、またな、さくらんぼう」
「うん、またね、お兄ちゃん」
ボクはその日のうちにアメリカに転校した
そして大きくなって枯れない桜の木を制御にするようになったらボクは必ず
戻ってくると胸にひめて、それに音夢ちゃんとのお兄ちゃんをめぐる戦いのボクに
しかわからない音夢ちゃんの鈴での宣戦布告も答えたいから
~小学生編、終わり~
~魔法少女まどか☆なのは~
これはまどか☆マギカとリリカルなのはのクロスオーバーです
~???~
一人の少女が悲しそうにうつむいていて誰かに助けを呼ぶよびようにつぶやき
「こんなのないよ…でもボクの願いで希望の光がつかめるのなら…」
その少女に向かい合っていた小さき動物が少女の問いに答えるかのように答えを返して
「願いは決まったかい?」
覚悟を決めたかのように顔をあげて小さな動物に向き合うと一回頷く
「では君の願いを聞かせてくれ、君は何を願うんだい?」
「ボクは呪われた世界に希望の光を届けたい、だからボクは…」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・
・・・・・・・
・・・・・
・・・
一つは希望を運ぶ魔法少女
もう一つ絶望をまねく魔法少女
出会うはずがない二つの魔法少女
でも運命のいたずらにより
二つの魔法少女の出会いによって奏でる物語は
絶望のレクイエムか
それとも希望のシンフォニアなのか
魔法少女まどか☆なのは、始まります
~第一話~
~学校中庭~
三人の小学四年生くらいな女の子が右には金髪の髪の長い女の子が真ん中には茶色の髪のツインテールの女の子が左には頭に×印の髪留めをつけたショートカットの茶色の髪の女の子がベンチに腰かけている、昼ごはんらしく足の上に弁当を広げている
「えへへ~~フェイトちゃん、あ~~ん」
ツインテールの女の子が金髪の女の子にお箸で卵焼きをつかんで向け
「あ~~ん…///」
照れながらそれを一口食べて
「おいしい?」
「うん…なのはの料理は美味しいよ…」
「えへへ~~よかった^^」
「本当になのはちゃんとフェイトちゃんは熱々やな~~」
「はやてちゃんも食べる?」
「うちはええわ、なのはちゃんに食べさせてもらったらフェイトちゃんの機嫌が悪くなるわ」
「別に機嫌悪くならないよ…///」
「ごまかさんでもええってフェイトちゃんとなのはちゃんはクラス公認のカップルなんやからさ」
「//////」
「でも最近これでいいのかと思うんや…うちはこれまで沢山の人を不幸にしてきたんやから…」
「でもそれはしかたがなかったことではやてちゃんが悪かったわけではないよ」
「ありがとう、なのはちゃん、でもこれはいずれうちが罪滅ぼしせなあかんことや…」
「はやてちゃん…」
「はやて…」
た…け…て…
「えっ、今の声」
はっとして三人の女の子が立ち上がって互いに見渡し
お願い…
「なのはちゃんもフェイトちゃんも聞こえたんやな」
この絶望から救って…
「「「!?!」」」
とつぜんなのは達が光につつみ光がやむころにはそこにはいた女の子三人の姿はどこにもなかた
~住宅街~
「うぅ…居残りで遅くなっちゃった…」
ピンクの髪のツインテールの中学二年生くらいの女の子が夜道を歩いて
学校の帰りらしくて制服姿に学生鞄を手に持って
ふと地面に倒れている茶色の髪でツインテールの小学四年生くらいの女の子に気が付いて
「えっ、女の子が倒れている!?!
でも病院は遠いし、そうだ、家なら」
それは出会うはずがなかった二人の出会い
今運命の歯車が回りだす
向かう先は絶望レクイエムかそれとも希望のシンフォニアか
~続く~
~魔法少女まどか☆なのは~
ここはまどか☆マギカとリリカルなのはのクロスオーバーです
~第二話~
~まどかの部屋~
一人の小学四年生くらいの茶色の髪のツインテールの女の子がベットに眠ってる、
その横にはピンクの髪のツインテールの中学二年生くらいの女の子がねむっている女の子を心配そうに見つめながら椅子にこしかけて
「う…ん…あれ…?私は…」
「よかった、きがついて…」
「あの…お姉さんは誰ですか?それにどうして私はここにいるのですか?」
「私は鹿目まどか
ここは私の部屋で倒れていたあなたを私の部屋に運んだんだよ」
「そうだったんですね、わざわざありがとうございます
自己紹介がまだでしたね、私の名前は高町なのはといいます」
「でもどうしてあんなところで倒れていたの?」
「どうしてって…わかりません…頭の中に言葉が響いたって思ったら光に包まれて気が付いたらこの部屋でしたから…」
「じゃあ、住んでいる町の名前ってわかる?」
「海鳴市です…」
「聞いたことがない地名だね」
「あの…ここの地名はどこですか?」
「見滝原だよ」
「聞いたことがない地名です…
そうだ、倒れていたのは私だけでしたか?」
「うん、なのはちゃんだけだったよ」
「そんな…フェイトちゃん達も飛ばされたはずなのに…
大丈夫かな、はやてちゃんとフェイトちゃん…」
「大丈夫だよ、きっとその友達ともそのうち会えるよ
そうだ、行くところがないのならうちでし泊まらない?」
「でも迷惑では…」
「そんなことないよ、それに行くあてはないでしょ、
遠慮しないで、なのはちゃん」
「ではお願いします、まどかさん」
「てぃへへ~~まかされたよ」
ぐ~~~~…
「あっ///」
「おなかすいたみたいだね
じゃあ、少し簡単なものを作るね」
「すいません///まどかさん///」
照れながらはなしまどかの後を追いかけなのはも部屋でていく
~続く~
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