鏡音レン 2012-09-22 19:35:38 |
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桜花伝
-時は平安。権力のため、娘を貴族に嫁がせるのがあたりまえだった時代。この時代、家に左右されず恋 を夢見ている一人の少女がおりました。-
「う~、ひっく、ひっく。こ、ここどこ?」
サクッ
「だ、誰!?」
「おどろいた、このような所にあなたのような可愛らしい姫様がいらっしゃるとは・・・
どうしたのですか?」
「か、帰り道が、分か、らく、なった、の・・・」
「そうでしたか・・・
お母様かお父様のお名前はわかりますか?」
「母上は、蘭の君って言われてて、父上は、藤原篤芳っていう・・・」
「藤原篤芳様に、蘭の君様のお屋敷はここから近いですよ。
私がそこまで案内しましょう。」
「うん・・・」
「つきましたよ。」
「わあ、ありがとう!!」
「ひ、姫様!ここにいらしたのですか!蘭の君さまも、篤芳様も心配してらっしゃいますよ!」
「ほら、よんでるよ」
「う、うん。」
「またね。」
「ま、まって。」
「どうしました?」
「あなたの名は?」
「私ですか?私の名は――――――――」
僕 ・・・・・・見てても いいですか?
応援してても・・・・・・・・いいですか?
これから ・・・・・・・・・ず~っと 楽しみにしています
> 心1押し(^^♪
―あれから5年後―
「さあ姫様、準備がととのいましたよ。」
「ありがとう、風子」
「いえいえ、今日は姫様の“もぎ”の日。姫様の晴れ姿、皆様に見せつけるのです!」
「ふふふ。そうね。」
あれから5年。
私は12になった。
あの時の人の名前は風の音で聞こえなかった。
だけどとても優しかったあの声。
今でも覚えている。
またあえるならば、会いたい。
だが私は藤原家の姫。
それは叶わぬ願い。
だからこの願いは一番の仲良しの女房、風子にも言っていない。
「失礼します。姫様の準備、整いましたでしょうか?」
「ええ。今の姫様は世界で一番きれいでしょう。」
「それは楽しみですね。そろそろ会場へお入りください。」
「分かりました。さあ姫様、いきましょう。」
「ええ。」
この日で私の人生は決まる。
失敗しないようにしなければ。
―ほとんどの姫の人生はこの“もぎ”の日で決まると言ってもいいでしょう。
この日に失敗すれば、ほとんど縁談の話がこなくなり、出世は望めない。
だが成功して運よく帝の目に留まれば自分の人生は最高といってもいいでしょう。
この時代、“もぎ”は自分にとっても、家にとっても大事なものだったのです。-
も‐ぎ【×裳着】
主に平安時代、公家の女子が成人したしるしに初めて裳をつける儀式。結婚前の12、3歳ごろ、吉日を選んで行った。着裳(ちゃくも)。
なるほど~
ドキドキ感が ・・・・・伝わってきます(^^♪
どう なるのかな~ 上手く行って欲しいな~
裳着の漢字、教えて下さり、ありがとうございます。
これから、主人公とあの人の関係はどうしようかと考え中です。
あと、主人公の名前はこれから出てくる予定なのでよろしくお願いします。
鏡音レンさん こんばんは~
そんなに あわてんといてね(^^♪
僕は いくらでも待てますよ・・・・例えば 1ヶ月でも2ヶ月でも・・・・
何より 鏡音レンさんの 納得の行く 小説に してくださいね~♡
それが1番大事!!
ありがとうございます。
もう少しで続きが思いつきそうなので明日ぐらいかきます。
小説作るの初心者なので下手ですが、続きは頑張って書こうと思っているので楽しみにしていて下さい。
それでは。
「藤原の姫の準備が整ったようです。」
「そうか、えらく時間がかかったな。」
「なんでも、姫の一番仲がよい女房が“姫様を世界一のお姿に!”っと張り切っていたようで・・・」
「そうか、では楽しみだな。陽秀。」
「いえ、貴方様のご命令とあれば。・・・帝様。」
「・・・頼りにしているぞ、陽秀よ。」
「そのお言葉、もったいのうございます。」
「蘭の君の娘、光子様のおなーりー」
ガララ(障子が開く音)
「おおっ」
―確かに、風子が頑張ったおかげでもあるでしょう。ですが今の光子様のお姿は、内面から美しさが輝き でていました―
「!あれが蘭の君殿の娘の光子殿か・・・?」
「ええ。お気に召しましたか?」
「・・・」
「答えたくないのですね・・・
もう22歳ともなりながら、妻無し、子無し。
こんな帝、今までいたのでしょうか・・・
将来が心配ですよ・・・」
「う、うるさい!」
「いったい誰のせいでしょうね?」
「う!」
「ああ、あいさつが始まるようですよ。」
「あ?ああ、みたいだな。」
「・・・(本当にこんな人が帝でいいのでしょうか?)」
「初めてお目にかかります。光子(こうし)でございます。
今宵は私くしの為にお集まり下さいまして、嬉しゅうございます・・・
皆様、今宵の宴をお楽しみください・・・」
「おどろいた。あれで12とは。やはり誰かさんとは、ちがいますね。」
「うるさい!」
(しかし、何故あのように悲しそうな顔をしているのだろう?)
「帝?」
「・・・」
「帝!」
「あっ、ああ。何だ?」
「ったく、しっかりして下さいよ。」
「ああ、悪い。すまんが光子殿を呼んでくれぬか?2人で話がしたい。」
「光子様と?・・・ああなるほど。分かりました。」
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