円堂守 2012-09-01 01:22:12 |
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上げとくなーっ!(手を忙しなくばたばたと入室。何時もの定位置、椅子へ腰掛ければ辺りきょろ
(きょろ、「…誰か来ないかなー、なんて。」寂しいのか暇なのかそんな事を呟いてみる。
…来ない、か。(結局開かれることのなかった扉へ寂しげな眼差しを置くと溜息をひとつ。
(机へ平伏し眠りの体制に。……後、安らかな寝息が聞こえるだろう。
越智、またくるーノノノ。
来たぞ!…って誰もいないか。
(元気よく部室の扉を開けて中を見回す。が、誰もいないことが分かると少し残念そうにするが、すぐに
「とりあえず待機しとくか!誰か来るかもしれないしな!」と言い明るい顔になる。まあ、扉の前で止まってても邪魔なのでとりあえず中に入り
上げとくぞ!
ふあぁ…(定期テストやら学年行事やらで来られない日が続いてしまった。部活動で疲労した身体を休(めようか、なんて考えていたり。お決まりの定位置―――椅子へ腰掛ければぼーっと天上を仰ぎ見て。…
(欲を言えば円堂に会いたい。まあ、我儘なことは知っているのだけれど。誰かしらやってこないかと(天上、扉、窓を交互にちらちら忙しなく視線を泳がせる。
上げとくな!
来たぞー!
(今日も元気に部室の扉を開け。…ると、すぐに見覚えのある人物…半田の姿を見つけると、ニカッと笑って嬉しそうに)
半田!久しぶりだなー!(と声をかけ
上げとく!
!!…あ、(其の声へ顔を向ける。…視線の先に居たのは紛れもなく自分の待っていた人物で、
(双子をひこ、と立ち上げて分かりやすい程に顔色を明るくさせる。声にならない喜びを何とか
(伝えるために「おう!最近来れなくて御免な?」なんて、嬉しげに頬を緩ませ隻手をぶんぶん、
(円堂の元へと駆け寄って。
大丈夫だぞ!
(「最近来れなくてごめんな?」と言われるとそう返し。確かに寂しかったりはしたが、それ以上に半田に会えた喜びのほうが大きかったらしく、気にしないことにした)
ほ、本当か?良かったー、(思わず安堵の息が漏れ、ほっと胸を撫で下ろす。「てっきり怒っちゃっ
(たかなってさ、…良かった…」言い終われば途端、溢れんばかりの笑顔で。久し振りの会話に
(胸を躍らせている様子、
怒ってないぞ!…まぁ、ちょっと寂しかったけど…
(最後のほうはぼそっと呟くように言う。どうやら、素直に“寂しい”と言いにくかったらしい
いっしょ、…おう!一緒、だな!(子供のように瞳をきらきらと輝かせながら頷いて。
(後、そっと腕を伸ばせば相手の袖を握ってみようか、
……んー、何かさ。円堂だなーって、(両手を使いぎゅうと一つの袖を握り締めれば、
(ふうわりと瞳細め柔らかな微笑みを浮かべて、「何言ってんだろうな、俺」なんて。苦笑、
んー…まぁ、俺だからな!
(「円堂だなー」と言われるとキョトンとするが、相手が微笑みを浮かべると自分も何故か笑顔になってそう言って。…この二人は一体、さっきから何の話をしているんだろうか。
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